はじめまして、桃山ローンです。今年１月に、「貸金業務取扱主任者試験」という国家資格の試験に合格しました。

～貸金業務取扱主任者とは～

貸金業務取扱主任者は、「当該営業所又は事務所において、貸金業の業務に従事する使用人その他の従業者に、貸金業に関する法令の規定を遵守して、貸金業の業務を適正に実施するために必要なものを行わせるための助言又は指導を行う」とその役割が定義されています。（貸金業法第12条の3第1項）

貸金業者は、「貸金業務取扱主任者がこうした助言及び指導の職務を適切に遂行できるよう配慮しなければならない」と定められています。また、貸金業務に従事する使用人その他の従業者は、「貸金業務取扱主任者が行う助言を尊重し、その指導に従わなければならない」と定められています。（貸金業法第12条の3第2項）

引用元：日本貸金業協会HP
https://www.j-fsa.or.jp/chief/howto/

つまり、貸金業を営むために例外なく必須なのが貸金業務取扱主任者というわけです。世間的はそれほど知名度が高くない資格試験だとは思いますが、きちんと法律でその存在と意義が定められた、非常に重要な存在なのです。

かくいう私自身は、貸金業と関係ない職業・業務に従事しています。この試験を受験したのは、端的にいうと興味本位です。（自分の仕事に活かすための業界・業務知識取得向上という側面もありますが、今のところその用途での活用予定なし）昔から、いわゆる金貸しに関するドラマや映画、漫画等が好きだったというのも動機の一つとなりました。（そういった作品への考察もいつかやりたいですね）

きっかけとしてはそんなところですが、いざ貸金業について勉強してみると、取り扱うのがカネという生々しい商品であることから、なかなかどうして奥深く、実に味わいのある世界であることを知りました。自分が知っていた・イメージしていた貸金業は、氷山の一角に過ぎなかったのです。

そんな摩訶不思議・複雑怪奇な貸金業の世界について、その魅力や面白さをもっと色んな人に知ってもらいたい。そんな思いから、このNOTEを作ることにしました。それに、せっかく合格した試験の知識も、使わないとあっという間に忘却してしまうのでその備忘も兼ねるという狙いもあります。（何しろ仕事で使うわけではないですからね）

ということで、ここでは、貸金業に関する用語や概念などの紹介、そのほか貸金業に関する様々な話題やトピックなどを、出来るだけわかりやすくご紹介していこうと思います。ただし、試験合格という一定の要件は満たしたものの、前述のとおり実務経験がありません。従って、実際の体験談のような性質の投稿ではなく、あくまで有資格者である一個人から見た、貸金業に対する考察や感想のようなものだと思ってください。

なお、記事内容については正確を期するように努めますが、万が一誤りなどがありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。