コンポストとイモムシ (コン活 5)
コンポスト活動、略してコン活。
10月のある日、生ゴミを埋めたあと何ヶ月か放置してそろそろ土として使いたいプランターを混ぜてみた。水仙を植え付ける時期だ。
カラスよけに上に乗せている鉢植えをどけると、土の表面がモゾモゾ動き嫌な気分になった。なんかいるぞ。
その正体はコガネムシの仲間のアオドウガネの幼虫。植物の根を食い荒らし弱らせる害虫。食い荒らす勢いはなかなか凄まじく、30cmほどの鉢にがっしり根付いていたローズマリーが幼虫3匹のために軽く引くだけでスカッと抜けてしまったりした。
これがいるままだと球根は植えられない。土をほじって探して拾っていったら、この時期のドウガネとしてはムチッと大きなイモムシが30匹ほど集まった。コンポストのゴミをどんどん食べて大きくなっていたのかもしれない。
この虫は夏のはじめに成虫になって飛び立つ。生まれた場所に産卵しに帰ってきて次のシーズンの被害につながるので即排除したが、もし来たる夏まで飼っていたら、丸々と立派なアオドウガネを見ることができたかもしれない。
暑い時期で分解も早いが、彼らの働きもあってか鶏の骨などを除いてゴミはほぼ完全に土になっていた。イモムシの糞らしい米粒大の顆粒が多く見られた。
今は冬で埋めたゴミの分解がなかなか進まずやりにくい。彼らがいたら片付くのかなとちょっとだけ思ったりする。絶対使わないけど。
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