夢うつつ

関西の大学3回生 好きなことは感じること 嫌いなことは束縛 ゆるく書き…

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関西の大学3回生 好きなことは感じること 嫌いなことは束縛 ゆるく書きます

最近の記事

おとん

久しぶりに実家に帰った時お父さんと約束した。 "一緒に襟裳岬に行こう"って なんにもないらしい 襟裳岬には、なんっにもないらしい それを聞いて、「へぇ、じゃあ行きたいね」ってお互い思うのが親子の似たところなのかもしれない 最果ての地と呼ばれる襟裳岬 きっと青々とはしていないんだろうな 海までの距離も遠くて、全体的に白白としてみえるんだろうな ここを一歩出たところでなにもないことを知ってるから、飛び立つのを渋っている鳥がいるんだろうな 海と空の境界線が溶け合っ

    • こころ

      最近、後輩と久しぶりに居酒屋に呑みに行った ずっと目に入っていたけど初めて行く近所の居酒屋は、社会人が多くて私たちは少し浮く感じ。でも、大人の仲間入りができたみたいで高揚感もありながら、2人でカウンター席に座った。おすすめありますかって聞いたら、「おすすめ...全部ですねっ」て笑うお姉さんは愛想が良くて、明るい居酒屋にピッタリとあった雰囲気。 とりあえずメニューの人気ランキングに書かれてた上位のものをいくつかと、お通しの枝豆と、それからレモンサワーを頼んだ。後輩は甘いのが

      • 深夜だからメンヘラを許して

        夜寝る前の不安に襲われるのをどうしたらいいだろう 漠然とした大人になることへの恐怖なのだろうか これから物語が紡がれる時に発生する負の感情や、それを向けられることが嫌だ 誰か周りの大人、大人、大人たち 怖くないよって言って どうかお願い 言って

        • 恋って、とても素敵だと思う 何かに近づきたいこと ないとなにか物足りなく感じること 想像するだけで心が暖かくなること 人じゃなくても 物にも、街にも、 思い思いの恋がある みんなが熱っぽい眼差しを向ける先には なにがあるの? 利益とか、損得とか、 そんなことじゃ説明がつかないような原動力 恋って、やっぱり素敵

          なんでもない時 ふと見上げると、ハッとするほど美しい 瞳がそこにあった 磨かれた宝石のように美しいものが顔に二つも収まっていて 私の中の欲が掻き立てられる しかし、それもすぐに取るに足りないとわかる 瞳は私を捉え、スキのない吸引力を放っていた 子どもの無垢さ。宇宙の未知。生命の神秘.... そんな圧倒的なものさえ感じる もっと近づきたい...! でも、決して近づきすぎるべきではない... そんな私の思いを少しも知らぬ様に その瞳が、下瞼と上瞼に押され くしゃっと笑

          暗い街と信号機と

          なにがあるわけでもなく、上機嫌で歩く夜の街が好きだ 世界の主人公になれたみたいで この夜の主役になれたみたいで 片手に缶ビールやジンソーダなんかを持ってるなら尚更 このまま飛んでいけそう 突き刺すほどの寒さも、 この時ばかりは私の世界を彩るための演出で ちょうどいいタイミングで点滅す信号機も、 まるで待っていたかのよう これじゃミュージカル映画の主人公みたいね 真っ赤なパンプスに、絹のような黒髪をゆらしたい あぁ、この少し欠けたお月様 落ちてきたってバレーボール

          暗い街と信号機と

          一歩目

          社会性のあるなしはよく問われるが、 社会性がないことは駄目なことなのだろうか...。 人はそれを聞いて、サボっているからそんな思考に至るんだ、と思うかもしれない。 努力次第でなんとでもなるでしょ、と思うかもしれない。 それも一理ある。 就活をして行く上での、ただの精一杯の自己防衛だ。 後ろ指を刺されるような人 普通って何かわからない人 どこか欠如している人 多数派でないけれど、この世にはたくさんいるだろう。普通の顔して街を歩いていながら、普通のことが普通にできる人が羨

          夢、はたまた現

          スマホのブルーライトに起こされている深夜2時にふと思う。 アルプス山脈の映る水面のように きっと裏側の世界は存在している 寝ている間も私はどこかを彷徨い揺蕩っている さあ、今日はどこに訪れるんだろうか いってきます おやすみ。

          夢、はたまた現