人生初バイト

私は今日人生初めてバイトをした。何のバイトかというと2日間の健診補助のバイトだ。

私は一人暮らしで平日は21:00まで残らないといけない日が多く、休日も学校に行くときがあるため長期のバイトは入れづらかった。

かと言って、大学4年間ずっとバイトをしないのは勿体ないので、単発バイトをやってみることにした。

1日目

私は起きれなかったらどうしようという不安と生活リズムの乱れから一睡もできなかった。

正直言って、体がしんどかった。

それでも、自分からバイトをすると言った以上休むわけにはいけないと思い、重い体を引きずりながらバイト先に向かった。


バイト先に到着🛬

バイト先には大学生らしき人がいっぱいいた。

私は、受付の仕事を任された。

一通り仕事内容の説明を聞き持ち場についた。

受付では、お客様のお名前を聞き名簿にチェックを入れて健診で使うファイルをバインダーに挟んで渡すという仕事だ。

名簿にはお客様の年齢と西暦が書いてあった。

お客様の波が静まったとき名簿を眺めると戦前に生まれた方や私が高校のときに習った歴史的事件があった年を生きてこられた方がいてなんかこう、エモかった。

「1937年日中戦争.....」

「1932年五・一五事件。、、あれ?ニ・二六事件だっけ?」

「1927年と1928年、、、なにか戦争か何かがあった気がする。」

私が習った歴史的事件を体験なさった方が今目の前にいるのだから、お話を聞いてみたかった。

でも、受付だったからお客様を引き留めるわけにもいかないし、その話を聞いて嫌な思いしたらどうしよう、、、と思い聞けなかった。

そんなこんなで1日目が終了した。
クタクタだったけど楽しかった。


2日目

2日目もあんまし眠れなかった。でも、昨日よりかは体が軽かった。

2日目も昨日と同じ受付の仕事をした。

昨日やった仕事ということもありスムーズにできた。

1日目と違うところと言えば、お客様の年齢とか西暦だけでなく一人一人がどんな人生歩んでこられたのかを考えたことかな。

やってくるお客様は皆ご老人だけど、みんな違った人生を歩んでこられたんだなって感じた。

ある人はニコニコと丁寧に接してくれて、すごく優しいお方なのだなと思った。

きっと、、誰に対してでも優しく接っせれて良い人生を歩んでこられたんだなって思った。

ある人は受付の相方の子にペンの持ち方について注意してきた。正直、私は初対面の人とか対して仲良くもない人から容赦なく注意してきたりする人が苦手である。

この人は、、規律正しき人生を送ってきたのかな、、、

色々な人生があるんだなぁ、、。私は良い人生を送れるだろうか。というか、送れてるのだろうか、、。


正直言って、今の自分の人生に納得しているかと言われたらそうではない。

やりたいことはなくただ無気力に生きる日々、、、。

大学生になってから大好きな絵も描きたくなくなったし、心から楽しいって思ったことなんてあまりない。、

正直、こんな人生生きるくらいならもう、、消えてしまいたいとまで思っていた。

今、私が対応しているお客様はこんなこと思ったことがあるのかな、、、、

そんなことを考えながら、2日目が終わった。


人生初のバイトが終わった。

なんか、いろんなことを考えさせられたな、、、。

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