K.直子

文章、詩、また私の日常の様子などを投稿します。 40代の主婦です。 夜の闇の中から現れ…

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文章、詩、また私の日常の様子などを投稿します。 40代の主婦です。 夜の闇の中から現れる日の出の輝きのような言葉達を、紡ぐことが出来たなら……

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    noteで成長したい。もっとたくさんの人に記事を見てほしい。仲間とつながりたい。少しでもよりよい未来の為にできることを発信したい。 そんな共通の「思い」をもつ方ならば、誰しも歓迎します。 共に手を取り合い、共に成長していきましょう!

  • 自作の詩をまとめました。

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    自作の連続読み物をまとめてあります。

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生きる

生きているこの感覚が、心地よければ、それでいい。頑張る必要はない。ただ自然に感動でき、音楽を美しいと思え、自分と人を愛しいと、感じられるなら。  そう思えるようなるまでに、たくさんの涙を流した。 初めまして! 初投稿になります。 日々想う言葉、文章、詩、物語など、投稿していきたいと思っています。 よろしくお願いします。 今、この瞬間に生きてると言う事、それはまぎれもない、奇跡なのだ。

    • 盲目

       あなたは、見えているのか。色とりどりの花の色達や、風の向き、そして自分の心が。  あぁ、あなたは言う。「今日も良い天気ですね」確かに、陽はさんさんと降り注ぎ、私たちを照らしているが、その瞳に光は届かない。あなたは、何を見て感じてるの?  どんなに世界が美しけれど、それを見る心が閉ざされていたら、この世界はあなたに何も与えることができない。  綺麗な薔薇の花の、花びら一枚一枚を、この目と心で写し取りたい! そうして画家は筆を持つ。でも、あなたはその薔薇と遭遇しても、目に

      • 闇深き人の美しき心

        心の闇を背負うという事。 自分だけが知る、おぞましい感情達。 話すことも、書くことも出来ない、激しい憤りや、人として抱いてはいけない思い。 それらを、自分の中に抱いている事。 手放せない、けど大事にも出来ない。ただただ、それがある事を認めるしかない闇。  でもいつだって想う。その心の奥底には、闇を認知するための、輝かしい光が内在している。 闇を闇だと分かるには、眩しい輝きを放つ光が必要なのだ。だから、きっと知っている。 闇深き人は、正しさと、真実と、美しき心のあり方を

        • 「詩」 My road and my heart for you

          今立ち止まって じっと足元に目線を落とす ここまで歩んできた その道は 踏みしめてきた大地があり 澄んだ空気の中 僕がいる 僕が歩みを止めても 僕の心は動き続けている 足元にあった目線を 頭を持ち上げて空を仰ぐ ここまで動かしてきた 胸の鼓動は この大空を見て高鳴ってきた 鳥のさえずりを聴く 僕がある この僕の体と心で いつか君に逢いたい 君の体と心を 僕が分かって抱きしめたい 2人の存在が 大地に大空に眩しく溶け合うとき 僕は知る 僕の歩みも 僕の鼓動も この時のため

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          作り出す金色の時間帯

           金色の糸をたぐり寄せ、私は陽のあたるリビングで、白い四角い布地に刺繍をほどこしていた。部屋の隅には、私の腰より高い観葉植物のパキラが、ねじれた太い幹に幾枚もの青々とした葉を広げている。  人生が、幸せなものだなんて、誰が言ったのかしら。 私は思った。付いているテレビから流れるニュースを聞きながら、私は手元の作業をしている。決して、ネガティブ・ナルシズムになっている訳ではない。  今の自分が、幸せで満ち足りてるなどと、思うことが、私にはあまり心地良くない。 幸せな時間は、

          作り出す金色の時間帯

          読み物〜3〜 浄化の時

                   浄化の時    今この時、私は私の心身に抱えた毒を浄化することを決意した。 静かに、私の心から安心できる場所に一人座る。座った途端に、私は腰、肩、頭等に不快感を感じた。腰は伸びず猫背になり、肩は石のように硬く呼吸がしづらい、頭は重く目が開かないような気怠さを感じている。  私はまずそのままの姿勢で、目を閉じ、自らの体と意識に語りかけた。 「私の体よ、心よ、その痛みを私に教えておくれ。私は怯まず受け取ります。その痛み、記憶、苦しみ、辛さ、消沈した気持ち、鬱屈

          読み物〜3〜 浄化の時

          読み物〜2〜 「少年の再起」

            アキが、意識上で再び息を吹き返し、私に助けを求めていた。  大きな怒りや悲しみ、憤りや苦しみの類いを口にする。それは、アキが今までの人生の中で、感じた辛い体験の数々だった。  私は傾聴した。  アキに攻撃性は無かった。ただアキは、今まで封印させてきたそれらの思いを、涙を時に堪え、時に流しながら、熱く語った。  そして、長い時間をかけてアキは語りを尽くした。彼の全身から力が抜けていくのが見てとれた。  最後にため息と共に、うっすら溜まっていた涙を拭った彼は、もはや無垢な少

          読み物〜2〜 「少年の再起」

          読み物「心へのアクセス」

           読み物「私の中から人が消えた一ヶ月」続き  私の中に、夫と心通わせたい、分かち合いたい、想いを伝えたい、伝えて欲しいという、人との愛情を求める心の種はあった。それは一ヶ月の間土の中で眠っていた。  私は、今までどうやって人と接してきたのだろう。また夫と、どうやって愛を語ってきたのだろう。夫の私への言葉をきっかけに、私は考え始めた。私の愛情の種は、どうやら芽を出す時期になったのだ。  私にはたくさんの家族、友人、お世話になっている方々がいる。その人達がいなかったら、今の

          読み物「心へのアクセス」

          自由詩 「The piano tone from small window」

           〜The piano tone from small window〜  空気の澄んだ早朝の、小窓を開け日が微かに照らす部屋。 私はピアノの椅子に座り、静かに呼吸していた。 今、私の中に音はない。ただ心と体は透明な静寂の中を漂っていた。 目の前には、バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻の楽譜が置かれている。 このまっさらな時と私の心の中に、響くであろう敬愛する彼の曲達。 私は静かに自分の中に熱のようなエネルギーを感じ始めていた。 それは美味しい食事のような、憧れていた魂

          自由詩 「The piano tone from small window」

          読み物「私の中から人が消えた一ヶ月」

          読み物「私の中の私軸に戻る」続き  私は小さい頃から、人が大好きだった。人の気持ちも良く分かって共感してあげられるし、気持ちを分かってもらえるのも楽しかった。  そんな私の中から、人が消えた。今までの友人や知り合い、家族、夫との関係が無くなったわけじゃない。ただ、自分の中にずっとあった想いや何か、のフィールドが一度リセットされてしまったのだ。私は私、人は人。私のことが人に分かる訳がない、また私も人のことが分かるはずがない。それはある種悟りだった。苦しくはない。孤独感もない

          読み物「私の中から人が消えた一ヶ月」

          愛とは 

               自分のことを愛せた瞬間に 世界は変わり  全てと繋がる 人と愛し合えた瞬間に 二人は幸せになり  新たな世界が生まれる 誰かと愛し合えたということは 私の世界から もう一つ 私たちの世界 ができることだ それは 私の世界と あなたの世界の 交流ができる土俵のこと 私たちは ひとりで思ったこと考えたことを選んで土俵に出すことができる その土俵では あなたの思いや考えがそこに足されて 化学反応を起こす そこには 新たなアイデアと閃き そして感動が生まれる 人は

          愛とは 

          読み物 「私の中の私軸に戻る」

          私の中の私軸に戻る       〜静寂による自我の芽生え〜 さて、私はいつの間にコーヒーを淹れて机に向かい、ひとり、自分の中に集中している事に安らぎを感じる様になったのだろう……。それは、たくさんの涙と、葛藤と、孤独と、そして発見と感動の日々を重ねて、自分の中に新たな静寂を迎入れてからだ。 もはやバッハの音楽は、私を教える先生ではなく、私と共に感じてくれている友人になった。美しい紫のダリアは、私に今この時を何の文句もなく生きる輝きを教えてくれた。三十六色のドイツ製の色鉛筆

          読み物 「私の中の私軸に戻る」

          詩 「何のために生きる」

          今この瞬間を自分で満たすため 自分で満ちている時を心地良いと感じられる様に 日々淀みなき心を磨き上げること ただただ生きる それだけが こんなにも難しく けれど美しいとは…

          詩 「何のために生きる」

          趣味のこと

          私は日々様々な趣味に没頭している。 ピアノ、料理、手芸、執筆、作曲、作詞、絵、ダンス、ヨガ、植物、囲碁 全てひとりで家で出来ることなので、コツコツとそれぞれ楽しんでいる。 その中でも、将来的に仕事にしたいため勉強しているものもあるし、今現在少し収入を得ているものもある。 今は、どの趣味もネットを通じて人様に公開させてもらうことが出来る。ありがたい時代だ。 創作活動をしている時、私はよく祈る。 ピアノを弾く前にも、10秒ほど目を閉じて、祈る。 絵を描く前にも、囲碁を打

          趣味のこと

          詩 「物々の音」

                 物々の音 私は1人潜った 心の川の清青の中に 涙をいつ流しても洗われる その美しい膜の中から 今まで見てきた物々を観た そこには いつもは聴こえていなかったメロディーがあった 「生」と言う 記憶と想いの旋律は 物々のそこに音を 輝きを そして脈動を与えていたのだ これほど美しい音を 私は今だかつて観たことがない

          詩 「物々の音」