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愛情に飢えている人

愛情に飢えていると厄介である。

まず嫉妬が凄い。

他人の目を気にしてしまうし、無駄に見栄を張ったり格好をつけたりする。

他人からの評価が悪ければすぐに落ち込む。

怖くて他人に本音を言えない。

人生全般不幸になりがちである。

常に嫌われるかもしれないと言う恐怖を抱いている。

これは昔の私である。


嫌われるかもしれない恐怖の正体


それは死の恐怖である。

嫌われると生存が脅かされる可能性が高くなる。

嫌われたくないは本能だ。


どうしても愛情が欲しかった


愛情不足は死活問題で、こじらせ過ぎて自殺もある。

他人に「凄いね」と言われても、褒められても、それは一瞬の満足であって続かない。

この苦しみから逃れたかった。

私は幸福な事に、若い頃に人から性格の悪さも含めて愛してもらえた。

これでいつ死んでもいいと思った。


客観的に見てみたら


嫉妬深く他人の邪魔をする人はいくらでも居る。

でも向上心があって素敵だと思う。

自分は不細工だと思いこんでいる男性の顔を見ても、その完璧でない容姿に味があると思っていた。

愛されてみて気がついた。

皆、愛されるところは一つくらいはある。


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