損することを認めて引き受ける=合理的

松井です。

もっと得したい、もしくは損したくない。。。

私たちは誰しもそう思っちゃいます。

しかし、その「得したい!(損を避けたい)」という気持ちが私たちの幸福を邪魔するってご存知でしたか?

「幸福=降伏」

多くの人が自分らしく生きたいとか、幸せになりたいと思いながらも、そうなれない理由は、「裏を切る」からです。

物事には確実に表面と裏面がセットです。

例えば、タクシーに乗れば楽に移動できます。が、、、同時に体力は落ちるし、方向感覚やその土地に関する細かな情報は犠牲になります。

お金をたくさん使って刺激的な生活を味わえば味わうほどに、質素でシンプルなモノで満ち足りる感性はなくなっていきますし、お金を稼ぐための過ぎた努力を強いられま
す。

座っているライフスタイルを続けていれば、体力はなくなり活動が億劫になります。

自分の欲求を優先ばかりしていたら、まともな人は近づかないし、自分の存在の承認や許可、及び愛ばかりを求めていたら、まともな人には面倒な人だなあと思われます。

甘いものを食べれば瞬間的な刺激による楽しさは味わえますが、それに依存していきやすいですし、肥満にもなりやすい。

全てのモノには表と裏がある。

台風が来るおかげで、作物は倒れますが風と水が動いて浄化が起こる。

悪という存在が、悲しみの連鎖の残酷さを教えてくれるし、過度な強欲主義による債務資本主義が社会の問題を表出させてくれます。

・・・

要するに、「裏を切る」ってのは、、、

「甘いものは食べたい!(でもその欲はそのままに)痩せたい!」

という考え方です。

裏があるのは当たり前なので、裏を切る考えは自然じゃない。したがって苦しむよってことです。(すごく乱暴な言い方をするとですがwww)

基本的に、【脳内妄想】と【あるがままの現実(自然)】が食い違っていれば、食い違っているほど、苦しみはましていきますからね。

「甘いものを食べれば太る!」という両面があるということをありのままに受け入れる(降伏する)と、実は逆に楽(長期的な幸せ)を感じられます。

要するに甘いものを食べるのなら、太ることは引き受ける(もしくは、他の部分で強いられる節制を引き受ける)

例えば、痩せたいのなら、自分の食欲としっかりと向き合って、何でも簡単に済まそうとする自分を変えるとかね。

週に3回10分の運動で!、飲むだけで脂質カット!とかそういう物を探しているその「思考」が肥満を生むんですよってことですね。

そういうお手軽に、得たいものだけを得ようとする姿勢が「裏を切っているw」

だから、そういうダイエットを探している時点で、まー辛いよね。(悪くはないですただ葛藤や苦しみが発生するってだけです)

お酒を飲むのなら、酔っ払うのも引き受ける。二日酔いも引き受ける。依存してしまう可能性も引き受ける。

それによって壊される未来、奪われる時間も認めて、引き受ける。

実はそうすることによって、暴走的にお酒に溺れることはなくなる。

「認める=そうであると認識する→引き受ける=その認識を忘れずに念頭に置きながら対処する」

です。

・・・・

あれをやれば、これがついてくる。そのことに降伏する。(認める)

そしてそれを念頭に置いておく(忘れずにそれに対処する=引き受ける)

この両面の法則は、私たちの才能や、心理傾向、性格にも言えます。

例えば、外向的な人は、外向的だからこそ内側を振り返るのが苦手ですし、内向的な人は自分に意識が行くから外側を観るのが苦手です。

時間を守れないから、時間軸にとらわれない発想ができるし、長期的な視座で物事を考えられる。

物事の背景(前後関係、状況関係、両面関係)が見えるからこそ、眼の前の物そのものは見えにくくなる。

逆に、背景が観じ取れないからこそ、眼の前の物そのものをよく観察できる。

疑問を感じないからこそ、素直に行動できる。したがって、権威者の家畜になりやすい。

疑問を感じるからこそ、色々と考えることができる。しかし、権威者には疎まれたり、他の人に理解されない。

ぜーんぶ、両面(表裏)の関係ですね。

だからこそ、、、

「弱みを消そうという行為は、強いを殺します」

だからこそ、強みを活かそうと思ったら逆説的ですが、、、

「自分のポンコツさに降伏する」

ということが重要になります。

ポンコツさを認めて、それを忘れずその前提で対策を打つ感じ。

その質そのものを治そうとはしない、しかし、問題が起きないように対処する。

例えば、「文章を読むのが苦手」という才能があるなら、「私は文章を読むのが苦手なんだから、文章を読む時に最低3回は読む」って感じです。

弱みを弱みとして、認めながら治そうとはせずに、ちゃんと対応する。

本当の「あるがままを引き受ける」ってそういうことだと思います。

松井万理

追伸:
ちなみに、人には変えられることと変えられないことがある。

その人の質ってものは、本当にどんなに頑張っても変えられない。

しかし、習慣とか、後天的な信念とかは意外と変えられます。

どちらにしろ、「やればできる!」という前提と「私はできてない!」という前提で、変化させようとしてみる(でも変わらないことも念頭に置く)が大事だね。

追伸2:
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