国立劇場建て替え? ウソでしょ?

(深夜?)のNHKニュース。聞き損ないかもしれませんが「国立劇場が、耐用年数がきたので、建て替える」
 ウソでしょ!
 「耐用年数」であるはずがない。あれは1966年完成です。施工は竹中です。コンクリートの試験体を採って、テストしましたか? 公表すべきです。
 同じころ出来た建築・・・沢山あります。丹下さんの山梨。大谷さんの京都国際会館。磯崎さんの大分。少し前にあの「香川県庁舎」大林です。みな壊しますか?
 竹中の施工が悪いはずがない・・・大林に比べても・・・
 それなのに「耐用年数」が来ているだと!
 「使用上に問題 時代が変わった」?? ふざけなさんな! 中身は古典芸能ですよ。変わるはずがないでしょ!
 しかも当時、コンペの要項では、文部省のバカな役人が、あれもこれも詰め込む要求を出した。
 あの要求に耐える設計はできません。もしそうしていたら、今、にっちもさっちもいかなくなったでしょう。設計者の岩本博行氏は、すべてに対応できるような設計をした。さすがです。だから、今、改修なら分かりますが、解体は納得できません
 まさか「あの校倉造はRCで偽物だから、本物の木に変えよう」という、木材オジサンが動き始めたのではないでしょうね?! 
 新築工事をとりたいゼネコンの営業がうごめいているんじゃあないでしょうね? 「京都」もそんな話を聞いたことがあります。
 インチキコンペが影で動いているかもしれませんね。若い人!何をしてるんだ!!
「建築コンペなんてもう止めたら?」(ウェイド出版・¥1,000)

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