吉田研介

吉田研介

最近の記事

「みんなの建築大賞」 いいね

「みんなの建築大賞」というのができたそうで、良いですねえ。大いにおやりになると良い。「朝日」君が記事で紹介していて、タイトルに「吹くか新風」ですって。  建築専門誌を一切止めて、情報が入らないと、「隣のオジサン」と同じで、建築家って何やってんだが、さっぱりわからない。  それでもたまにチラッと入る情報は、私にとってはもうまったく「新風」ですよ。ただし黄砂交じりで目が開けていられない。  戦後(オーバーだね)から「建築とはなにか?」を築いてきた、大御所?大物?たちはほとんど死ん

    • 何故 建築家を入れないのか?

      以前「朝日」君の「声欄」に国立劇場の高層化反対という意見を掲載してもらいました。 要するに今の国立劇場をまだ使えるのにぶっ壊して、最高裁の隣、つまり今あるところに建て替える。それは高層ビルにして、レストランやホテルを入れて、商業ビルにして、その中に国立劇場を入れると言うもので、「トンデモナイこと」するんじゃない!という抗議でしたが、学会も家協会もまったく「知らん顔」  そうしたら、先日知人のジャーナリストが「国立劇場再整備に関する有識者検討会を設置」という書類のコピーを送って

      • 歳をとってからやらねばならない建築の補強工事、補修工事

        能登の震度7を見て、せめて「チキンハウス」が周囲の家に倒れかかったり、道路を塞ぐことが無いように「補強工事」をしなければならないと思いました。。 50年前、なにしろ構造用金物は羽子板ボルトとカスガイだけしか使わなかった。震度7なんて生きてるうちに起こるとは想像もしなかった。だから今からでも外部から可能な限り補強しなければならない・・と。 しかし問題は金です。 日本の社会は、人生頑張ってもやがて落ちていきます。 歳をとるたびに昔の経済状態に戻ります。乏しい年金になって、仕事も出

        • マスコミの報道 くど過ぎませんか?

           私は本気でマスコミ・マスメディはバカだと思っているんです。 その理由は、なにか社会で重大なことが起こると、そればかり、明けても暮れてもその話題ばかりを報道します。テレビをはじめ新聞など、それをクドクド、いい加減飽きますよ。  重大なことと、そうでないことの区別なく、ダラダラとその話ばかり。  今は自民党の裏金問題。  自民党では党で、処罰のランクと内容を決めているようですが、その「ランク表」を覚えるほど何回も見せられて、だれがどの罰を受けるとか、国民が関心をもって見ていると

        「みんなの建築大賞」 いいね

          国会議員に三つのことを提案します

          その1:弁護士や医師や建築士のように国家試験をするべきです。そんなに難しい職業じゃあないということは分っていますが、あまりにもレベルが低すぎるので、運転免許並みの「免許制度」でもいいから、とにかく受けなさい。 その2:運転免許といえば、更新といいますか、自動車の車検といいますか、3年に一回の更新手続きを必要とするようにします。 「政治家は、選挙があるじゃあないか!」??   ふざけなさんな。あれはみんな有権者は素人ですよ。車検は素人がやってますか? 3年に一回の建築士の講習だ

          国会議員に三つのことを提案します

          こんなことで日本大丈夫なんですか?

           何やら大きな桜の木の下に人だかり。そこにスーツを着た二人の男。なにやら上を見ながら木の周りを二回り。 「発表します・・・」  サクラの開花宣言です。  マスコミが何社も来ているようで、大きなカメラを担いで、人だかりと気象庁の男を撮っています。「ヒマだなあ、君たちは」・・・イエ、気象庁のひとと、マスコミ両方に言っているのです。今日で二日目。  もうひとつ:  あれは自民党大会?  車イスの森さんのところに、岸田さんや、その他安倍派幹部と言われている人たちが、次々にやってきて、

          こんなことで日本大丈夫なんですか?

          「バカヤロー」はエンディングワード

          中学生の時だったと思いますが、吉田茂が国会で野党の質問に「バカヤロー」と言って、国会解散という「事件」がありました。  この言葉は、エンディング・ワードといいます。  もし言ってしまったら、一発アウトで、消えなければなりません。  でも、すべてのつべこべ抗議を押さえて、「黙れ!」というのですから、こんな気持ちのいいことはありません。  政治家はみんな吉田茂の「バカヤロー」に憧れているんですって。一度は言ってみたい。国会解散という大騒ぎを起こしても、国葬までした、そんな政治家に

          「バカヤロー」はエンディングワード

          世も末・三題

          その1:建築家の友人から聞いた話です。 大学の新卒をスタッフに入れて、ある日手紙を頼んだそうです。出す前に見てビックリ。 宛先のところに、住所の横に○○氏と書いてある。 「氏はないだろう。こういう時は様と書くんだよ。手紙を書いたこと無いの?」 「ハイ、手紙は出したことないもんで・・・」 「年賀状は書くだろう」 「所長は年賀状書くんですか? やっぱり昭和だなあ・・・」 「・・・・?」 その2:毎週「健康ドリンク」を若い女性が配達してくれます。毎回、買うものと量が違うので、そ

          世も末・三題

          石原慎太郎さんのは 不倫とは言わないの?

           顔も名前も知りませんが、女性の国会議員。記者に囲まれて「つるし上げ」  いつもの 落ち目のタレントに浴びせるような、怒号のような追求。どうやら、「不倫」がばれて、吊るしあげられているようでした。彼女は、ひたすら深々と頭を下げて「申しわけありませんでした」と。  アレッ、不倫をしたらこうされるんだ・・・と思いながらも、誰に謝ってんだ? というより、記者たちはなんで謝らせているんだ? と不思議におもいました。  不倫て何だ?  イエネ、たまたま石原慎太郎さんの「『私』という男の

          石原慎太郎さんのは 不倫とは言わないの?

          人生100年時代 私には長すぎるようで・・・

          NHKの深夜放送で、テレビのアテレコ(吹き替え)(アニメ関係で有名な方らしい)をされている声優の方が、「人生を語って」いました。  その中で、ショックな話がありました。  最近では、全員がそろってやることはほとんど無くなって、オンラインでバラバラで、各自が家で吹き込んで送ると話されていました。それを制作かディレクターか知りませんが繋ぎ合わせて作る様です。  (例によって、寝ながら聞いているので・・・)  しかしその話をされている声優さんはお若くないようで、やっぱり昔のように対

          人生100年時代 私には長すぎるようで・・・

          HOUSING つづき

          前回のこのNOTEで「チキンハウス」が出ている「HOUSING 4月号」の話を書きましたが、建築外の方には何のことか分らなかったのではないかと心配です。建築関係でも、最近の若い人や、特に雑誌などを読んでいなかった人には、いまいちピンと来ないのではと、心配になりました。 「一般誌」と「専門誌」の厳密な違いとか、「野武士」とか、「宮脇さんや黒沢さん」、石山修武さんも、知っている人は少なくなったのでは?  実はそれらのことは、書いていると長くなって、この場には相応しくないので、(O

          HOUSING つづき

          HOUSING 4月号ー100年後まで住みたい家 だって

          拙宅・チキンハウスを取材したいとメールをもらったので、「もう古くなったし、取材はお断りしています」と断わったら、「そういう古くなっても住み続けている家の特集だから、是非」とわけの分からない返事が返ってきて、お受けすることになりました。 悪いけど、「一般誌」は仕事を獲るためだけで・・・あまり歓迎しない。 その雑誌が出来て送られてきました。「HOUSING」(by suumo)という雑誌。  どうもこの号のメインテーマが(「時間の経過」が楽しみに変わる)―「100年後まで住みたい

          HOUSING 4月号ー100年後まで住みたい家 だって

          万博に2億円トイレ 経産相「高額でない」 という騒ぎ

          アホらしくって、書く気がしません。

          万博に2億円トイレ 経産相「高額でない」 という騒ぎ

          サンモニの関口宏さん、ダンディズム 信じてますよ!

           去年の10月頃、このNOTEで「老人の引退の美学」について書きました。  それは田原さんが「黙れ!」と怒鳴ったとか、関口さんが、何かド忘れしたり、スポーツコーナーでゲストに失礼なこと言ったとか、叩かれていた頃で「もうそろそろ老人は辞めろ」と言われていました。  私は二人のファンだし、関口さんの「サンモニ」を見ない日曜はありませんが、人間はいつか必ず朽ちる。だから引退を考えるのは、その人の「美学だ」と思ったのです。  その10月のNOTEはこう結んでいます。 「老人に引退の美

          サンモニの関口宏さん、ダンディズム 信じてますよ!

          日大・近江教授の「築5年」あれは見抜けなかったマスコミへの批判だった?

           日本大学の建築の近江栄先生が、昔、「築五年」(正確な名前忘れましたが)という建築の雑誌を作っていらっしゃいました。  先生の意図は、できた時は綺麗で輝いていても、5,6年経って行って見ると、薄汚れてみすぼらしくなっている建築があるが、そんなことじゃあダメだ。だから5,6年様子を見てから雑誌に出そう、ということだったと思います。 で、本論。 実は建築だけでなく、今の社会を考えてみます。 あの時マスコミは大騒ぎしたけど・・・あれ、どうなった? ということありませんか? たとえば

          日大・近江教授の「築5年」あれは見抜けなかったマスコミへの批判だった?

          「老衰」って言わせるようにしたのは厚労省だって?

          先日亡くなられた篠山紀信氏が、「老衰」と発表されて、かなりショックでした。 私より2歳お若いのに亡くなられたということもありますが、「あの篠山紀信が老衰?」と驚いたのです。イメージが狂うじゃないですか。  あんなに活躍していらっしゃって、神経を研ぎ澄まして、感性と頭脳をフル回転して生きていらっしゃると思っていたのに「老衰」?? 「老衰」のイメージはここでは書きませんが、イメージが悪いと思うのは私だけ?  そうしたら、こういう言い方を指導したのは厚労省だそうですね。  これまで

          「老衰」って言わせるようにしたのは厚労省だって?