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シニア世代...今さら投資を始めても手遅れなのか?

こんにちは、「文字と音声で表現するKindle作家」
経営コンサルタントの藤野屋新之助です。

さて、本日は、「シニア世代..今さら投資を始めても手遅れなのか?」
ということについてお話していこうと思います。

以前に、新NISAについてお話しました。一人あたり総額で1800万円まで税金の負担なく投資ができる、それも無期限です。

あたかも、数年前に話題となった、「老後2000万円問題」の解決策として、国も無税枠で応援するから、自助努力で頑張ってねと言う、優しいんだか、厳しいんだかわかりませんが、とにかくこんな大盤振る舞いの制度です。

しかし、私の周り、アラ還、アラフィフ世代で始めている人は少ないです。

その理由として、「やっぱり投資は怖い」と言うのがありました。

それと同じくらい聞こえてきたのが、「今更投資を始めてねぇ。運用期間も限られているから、もう仕方ないよ…」という諦めムードがありました。

今回はこれを検証してみようと思います。

投資の世界には「平均回帰性」という言葉があります。
これは、「投資期間が長くなると、その投資対象本来の収益性に回帰する」ということです。

次にご紹介する表は、投資本の名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」に記載されている有名な表です。
この表は、「株式投資における投資期間と年平均リターンのばらつきを67年間(1950年〜2017年)に渡ってデータ化」したものです。

「出典:ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン・マルキール著」


​​特徴的な部分をご説明していきます。
まず、投資1年目のブレ幅です。
プラス方向に52.6%、マイナス方向にー37.0%
です。
投資期間が一年間だと、これだけ大きくブレるというデータです。
さすがに、これだけ派手にブレると、ギャンブルに近い…ですね。

「やっぱり投資なんてやめておいた方がいい」という結果になりそうです。

しかし、投資期間が長くなってくると、このブレ幅が次第に収斂されていきます。
そして15年を超えると、マイナスがないと言う状況になっています。
15年目は、上方に18.9%で、下方に4.2%です。
20年ですと上が17.9%、下が6.5%と言うデータが記載されています。

今、このnoteをお読みいただいている方の年齢はわかりませんが、仮に現状の平均寿命から考えて、50歳なら30年以上、60歳の方でも20年以上の投資期間は確保できます。

そうです、いずれにしても15年以上はあります。

このデータは「様々な暴落やバブルがあった過去67年間の実績」です。
もちろん、万有引力のような自然法則ではありませんから、絶対にこうなるというものではありません。

しかし、それでもこのデータを、「ある程度再現性があると信じる」とすれば、まだまだ余裕です。
時間は十分にあります。決して遅くはありません。
音声でも配信しております。
聴いてみて下さい!

藤野屋新之助でした。それでは、また!


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