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ドイツから子供の誕生日の忘備録。こんなのどうでしょう。

やっぱり書いておきたい!と思い、もう終わった9歳の子供の誕生会について書きますよ!
人間うんうん唸っていると、アイデアが出てくるもんですね。
参加する子供はみんなで9人。息子は宝探しをすることにしました。お金をかけたくなかったら、頭を使うのだ自分。
興味深かったのは、普段付き合いがあまりない自分の子供の友達のキャラが分かるところ。

課題1。アパートの表札のアフファベットを並べよ!

子供達に数が並んでいる紙を渡します。それは実はアパートの部屋番号。そしてもう一つの数は、表札に載っている名前の何番目のアルファベットか。

203、5

だったら203号室の5番目のアルファベット、という意味。Wolfgangさんだったらgというわけです。

子供達はふたチームに分かれて、出発。私がついていったチームは全然ヒントを与えても分かってもらえなかったので、早々に子供達にネタをバラしました。ただ別チームの学級委員をやっている女の子は自分で分かったそうな。賢い子はいるもんだ。

ネタバラシをした時点でテンションが沈むかと思いきや、ものすごーーーい勢いで「次、13階!!」と言って階段を駆け上がって行く。上へ下への大移動だ。顔が真っ赤!

エレベーターもあるんですが、なぜか使わない。
下の階の郵便受けを見れば、移動しなくても分かるのだけど気づかない。

おかげでドドドドーとすごいテンションのまま走り回って、一つ目の課題終了!私の期待を大きく上回るノリノリの子供達で、大成功!
住人の苦情もなく、ほっ。

アルファベットを組み合わせ、次に行く場所が分かったのですが、みんな走り回りすぎて、一回休憩。
昼過ぎから始めたので、ご飯とケーキは後で出そうと思っていたのだけど、予定外の「お腹すいた」に慌てました。食卓に果物でも切っておけばよかったと、ちょっと反省。

課題2。

クイズを幾つか用意しておきました。それぞれの答えの言葉の文字を組み合わせると、次の場所の名前が出てくるのですが、 いかんせんクイズが難しすぎたのか、全然答えにたどり着く気配がありません。
しまった!

しかし、学級委員の女の子だけは、しっかり回答していました。答えが分かった瞬間、みんな次の場所、スーパーへもうダッシュ。子供のダッシュにお母さんは追いついていけません。
走り抜ける子供たちを追いかけるお母さんの姿は、近所の住人にほほえましく映っており、みんなに優しく笑いかけていただきました。

課題3。

これは失敗してしまいました。計算問題をいくつか用意して、その中の1つだけが正しく、その横に次の場所の絵を息子が描いておいたのですが、みんながいつも遊んでいる遊具だと一発で分かられてしまい。みんなそこに猛ダッシュ。やりたくもない計算はしないのだ。
もっと似たようなものを並べておけばよかった。

課題4、5

公園に張り紙をしておきました。
「球体の上に全員乗ったら、次の場所がわかる。」
興奮しすぎた下の子が、こけて唇を切ってしまいました。シクシクしながらもみんなが乗っている半球体によじ登る。お尻を持ち上げないと登れない、どっこらしょ。
そして写真撮影です。子供達の親御さんに楽しんでる感を伝えなくては。。

そこから別の公園に移動。早く上までよじ登ったチームが勝ち、としたのですが、やはり体が大きい子供が積極的なのは気のせいかしら。
私がやる!と手をあげる。

まだ小学校3年生だけど、もう少しで追いつかれそう。 お父さんも、お母さんも背が高い子供なんだから、きっとあっという間に大きくなるんだろうな。

課題6

バス停に地図を貼っておきました。ただ子供が描いた地図なので、ものすごくアバウト。思いっきり反対方向に行ってしまいそうになり、目的地の森に誘導。

課題7

そこには張り紙をしておきました。
「宝物は鳥が守っている。」
鳥とはつまり、家で飼っているペットの鳥ちゃんです。そう宝物は結局家にあったと言うオチでした。

「なんだよそれー」

と、ドラマの主人公なようなリアクションを取ってくれる男の子。笑っちゃっています。

それでは味気ないので、そこでピニャータを叩き割ることにしました。
ピニャータとは、 紙提灯のようなもので、その中にお菓子が入っています。子供たちはそれを叩き割って、割れるとお菓子が出るということなんだそうですが、これまたうちでは風船に新聞紙と折り紙を貼って手作り。

ここで失敗したのは、叩く棒を子供たちに選ばせてしまったことでした。
男の子たちは、ぶっとい大きな木の枝を持ってスタンバイ。
4番目の子供がそれを振り上げて、ピニャータはすっ飛んでいきました。そして次の番の子供でピニャータはボロボロに。残りの子供は叩くことができず、反省ものでした。

でも散らばったお菓子を拾い、皆満足。

私たちは家に帰り、子供達は宝物と称したお持ち帰り用の小さなプレゼントを受け取り、ケーキを食べました。
毎回そうですが、ほとんど食べない子もいました。
前回スパゲッティーを出した時は、麺だけを食べていました。でもドイツの子って、そういう子多いなって思います。

息子くんはみんなからのプレゼントを開け、歓喜の声を上げました。
その後いい時間帯に親が迎えに来て、お開き。
今回は時間を短くして、正解でした。

息子くんは大満足。楽しかったと笑顔でした。

お母さんも満足だよ。

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