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自家用車の将来 (824文字)

 かつては「3C」と言われた、カー、クーラー、カラーテレビですが、現在は多くの世帯がこの三つすべてをお持ちでしょう。
 この中でカー(自家用車)は、最も高価でしたが、同時に最も人気があったと思います。
 私のおぼろげな記憶では、初期の自家用車はスバル360のような軽自動車で、しばらくしてパブリカとかサニーのようなファミリーカーが登場したように思います。
 その後もチェリーとかカローラとかが登場し、また1クラス上の自動車としてスカイラインとかセリカなどもありました。排気ガス規制に対応したシビックも懐かしいクルマです。

 時代は移って、現代では地球環境保護のために内燃機関は忌避される傾向にあります。電気自動車とか水素自動車とか少なくても化石燃料を使用する動力は使えなくなりそうです。
 これとは別に、自動運転装置の装備された自動車の発売も待ち遠しいところです。

 ところで、私の関心は「自動運転装置の装備された自動車の運転って楽しいのだろうか?」という点にあります。
 オートバイもそうですが、自動車も操縦する楽しみがあります。
 映画『Taxi』の冒頭にピザ配達のスクーターでの華麗な運転シーンがありますが、後先考えなくていいのなら、あのような運転をしたいと思います。
 また、映画『ブリット』や『フランチ・コネクション』の運転だってやってみたいところです。もちろん、事故を起こしたくはありませんが。

 ところが、自動運転装置が稼動していたら、そのクルマでは暴走運転などできません。勿論、公道で暴走運転をしてはだめなんですが、それをする可能性は残しておいて欲しいという気持ちがすこしだけあります。
 それに、自動車に乗り、操縦する実感無しに目的地に到着するというのでは、タクシーや公共交通機関を利用するの変わらないのではないかと思ってしまいます。

 自家用車の未来って、技術が進みすぎて逆に魅力のないクルマになるのではないかと、ひそかに危惧しています。

#自動運転装置

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