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『華麗なる刑事』 (1023文字)

 私が自動車学校に通っていた頃、フジテレビで『華麗なる刑事』(主演 草刈正雄)が放送されていました。
 主人公の高村一平の乗る三菱ギャランΛ(ラムダ)が格好よくて、私は「早く運転免許を取らなくては。」と思っていました。

 ところで、この高村一平の持つ拳銃は、スミス&ウェッソンM29(銃身長は6.5インチ)です。
 この拳銃は、映画『ダーティー・ハリー』の主人公が使っている拳銃と同じです。
 ダーティー・ハリーは、映画冒頭で銀行強盗犯が駆る自動車を正面からM29で2発発砲しますが、これは運転手に向けて撃っていて、フロントガラスに弾痕が残っています。決して拳銃弾でエンジンを破壊したわけではありません。
 ところが、『華麗なる刑事』の主人公が、自身のM29を犯人の駆る乗用車に向けて発砲すると前輪がちぎれ飛びます。その威力の描写は、50口径の弾薬を使う対物ライフル銃以上です。
 そもそもスミス&ウェッソンM29は、対人武器としては威力が過剰ですから、警官が携帯するには適さないと思いますが、そこは映画やドラマの設定ですから。

 ところで、刑事ドラマといえば『太陽のほえろ!』が思い浮かびますが、七曲署の刑事の中にも以下の通りスミス&ウェッソンM29を使っている人がいました。
 山村精一(山さん)、三上順(テキサス)、 滝隆一(スコッチ)、春日部一(ボギー)、沢村誠(ブルース)。
 なお、スミス&ウェッソンM29は、様々な銃身長の製品が作られているので、上記の刑事の持つM29の外見も様々です。なお、『華麗なる刑事』と『ダーティー・ハリー』は銃身長6.5インチのモデルを使っています。6.5インチということは、(1インチは2.54センチですから。)16.51センチです。かなり長いですね。

 運転免許は、その後仮免の実地テストで縁石に乗り上げましたが、途中で停止させゆっくりバックして縁石から下りたのでセーフ。でも、制限速度40キロメートルの道路を30キロメートルで走行したので、先の縁石乗り上げと合わせて不合格となりました。
 その後は、一度も落ちることなく免許を取得することができました。
 でも、ギャランΛ(ラムダ)は、買えず、中古のトヨタカリーナ1600ccハードトップを買いました。

 映画『マッドマックス』の追跡用インターセプターが好きでしたが、でも朱色のギャランΛ(ラムダ)が一番カッコよかったと思っています。

#華麗なる刑事 #スミス &ウェッソンM29

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