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142 「好かれたい」と思うと好かれない

 好かれようと思うことはよくありません。

 「好かれたい」と思う瞬間、他の生命をバカにしているのです。相手を尊重しないで、自分の都合のいいように動かせる道具のように思っているでしょう。生命をバカにして好かれるわけがないでしょう。

 ですから、その都度その都度、風鈴のように、「どんな風でしょう」と見て、それに適した音を立てればよろしいということになるのです。

 ですから、「慈しみ」をよく覚えておいてください。「一切の生命を慈しむべきである」と、我々の仏教では言葉にしてみんなに教えています。

『一分で読むブッダの教え』第3章 人生の悩みは、仏教で解決する《人間関係》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【仏教で生きる! 仏教対談 「悩まない生き方」 板橋興宗氏、金光寿郎氏 との共著(2013年) p94】

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