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172 どう生きるべきか、真剣に学ぶべき

 教育とは生き方を教えることです。だから、お箸のもち方や、ご飯をこぼさないようにすることや、「いただきます、ごちそうさま」と言うことを、親が教育をしているのです。それは生き方を教えていることです。

 学校にあがってからも、教えるべきなのは「生き方」です。ずーっと死ぬまで、どのように生きるべきかと教えるべきです。人生のある時期は結婚する、ある時期は子育てをする、ある時期はほかの何かをする。

 人生はプロセスだから、無停止だから、ダイナミズムだから、過ぎた一日は戻ってこないのです。我々は一日しか生きていない。次の日は別の人間でしょう。

 ですから、その日その日でどんな生き方をするかを教えるべきなのに、現状は、西洋流の仕事をするロボットをつくる教育になっています。

『一分で読むブッダの教え』第3章 人生の悩みは、仏教で解決する《子育てと親孝行》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【迷いと確信 大乗仏教からテーラワーダ仏教へ 山折哲雄氏との共著 (2007年) p63】

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