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『Giving The Game Away』サンダー 僕の洋楽愛聴盤vol.14


バンドとして一皮剥けた名盤

サンダーとしては5枚目になる本作。僕は3rdアルバムのBehind Closed Doorsから聴き始めたのですが、ヴォーカルのダニーのソウルフルな歌唱やルークのいかにもブリティッシュロックという感じの哀愁あるギターソロに魅力され、すっかりファンになってしまいました。

ダニー ボウズ
ルーク モーリー

3rdには名曲の誉高いRiver Of Painが収録

終盤のギターソロがカッコいいんですよね。

ライブが魅力

そしてサンダーの魅力はなんと言ってもライブ。全員がミュージシャンとして素晴らしい👍
僕は特にダニーの歌唱はポールロジャースを彷彿とさせるものがあり、とても好きです。

1st収録のBackstreet Symphonyや他にもライブ定番曲がたくさんありますが、古典的ブリティッシュハードロックが好きな人なら、絶対好きになると思います。

なんとなく感じていた事

4番目のアルバムまではテイストが凄く似ています。極端に言えば、アップテンポのロック曲かアコースティックなバラード。この2パターンに大別できる曲ばかりなので、AC/DC的と言えばカッコいいですが、アルバムがワンパターンだなぁと。これが少し歯痒かったです。

それをぶち破ったGiving The Game Away

その殻を見事に破ったのがこのアルバムなのです。キーボードが効果的に使われていたり、カヴァー曲でメリハリをつけたりととにかく多彩!
聴きごたえ充分の名盤となっております。

今聴いても飽きないし、「このアルバムでサンダーのファン層は間違いなく増える!売れる!」
と思いました。

まさかの解散

日本での人気はどんどん上がっていきましたが、本国イギリスでは頭打ちとメンバー達は考えていたようで、このアルバムを最期に解散してしまうのです(のちに復活しますが)
当時はめちゃくちゃショックでしたね。
まあ、90年代はビッグインジャパンと言われたバンドがたくさんいた時代です。しょうがなかったのかも知れませんね。

でもこのアルバムは本当に名盤です!
未聴の方は是非😃

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