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手を差し伸べないサービス

皆さんこんばんは。接客の達人です。
この記事では、私が実際に経験し体得した接客のノウハウを科学的な視点から解説し、お客様を虜にする接客とは具体的にどうすれば良いか実践的なテクニックをお伝えしております。
接客・サービス業に従事している方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
私の素性に関しては「接客に悩める方達へ」にて詳しくお話ししておりますので、初めてご覧になる方はまず私が一体何者なのかを知っていただければ
これからお伝えする内容も入ってきやすくなるのではないかと思いますので、是非ご一読いただければと思います。

それでは、本編に参ります!



何でもかんでもやってあげるサービスの良し悪しについて

接客サービスに対して意識・意欲が高い人は
その溢れるホスピタリティで様々な手でお客様にサービスを施すことでしょう。
最初はそれでもいいと思います。
しかし、超一流のサービスマンを目指すのなら、“あなたがサービスをしたい”という欲求を制して、“お客様がされたいサービス”が何なのかを考える必要があります。

つい最近私の職場であった実際のシチュエーションでお話しします。

今私が働いているレストランにとても仲が良いご夫婦が足を運ばれました。
奥様は着物を綺麗に着こなし、ご主人はラフな格好。
来館された時から腕を組み、肩を組みながらとてもラブラブで微笑ましいご夫婦でした。

食事をひとしきり楽しまれ、帰られる際にラウンジスペースでご主人が奥様に頼まれケータイのカメラで写真撮影が行われました。
奥様をポートレートする形で、ご主人がカメラを撮る。
いろんな角度、館内のいろんな場所で。
ご主人は楽しそうにシャッターを切り、奥様に確認してもらっては次はこうしてあぁしてと、奥様の撮影会が行われていました。

きっとこれまでも、訪れた様々な場所で奥様の撮影会を行ってきたんだと思います。
とても微笑ましい光景でした。

そんな様子を私はフロントで伺っていました。

そんな時、あるサービススタッフがそのご夫婦に小走りで駆け寄りました
「お写真お撮りしますよ!」と。

さてここで、駆け寄ったサービスマンの対応は本当に良かったと言えるのでしょうか?


お客様が求めているものは何だったのか

結論から言うと、私はこの対応はタイミングが相応しくなかったと考えています。
私の頭の中ではこう考えていました。

“ご夫婦の状況から察するに、この撮影会をひとしきり楽しまれた後おそらく自撮りで写真も撮るだろう(2人のラブラブ度合いから察するに)
であれば、2人の時間を思う存分楽しんでもらった最後に、私が撮影のお手伝いをするべきだな。”


サービスマンはお客様により満足いただけるようお手伝いをするのが役目。
であれば、どうすることがお客様にとって一番満足いただけることなのかをしっかり考える必要があります。
何でもかんでも自分が良いと思うサービスを足速に提供すれば良いというわけではない。
と私は考えています。

適切なタイミングで最適なサービスを。

簡単にできることではありませんが、意識し続ければ必ずできるようになってきます。



終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。

サービスに正解はありません。
ただ、何が正解なんだろうと思考することがとても大切になってきます。

一緒に接客業頑張りましょうね٩( 'ω' )و
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