見出し画像

私たちがジェンダーフリーブックカフェ事業を熱望する理由

これからの、というより現代の支援団体は支援事業と収益事業の両立をして、収益事業で得た収益を支援事業の資金に充てることで、団体もスタッフも労働に見合った報酬を得て、働く人もそれぞれの自立した人生を送ることが必要な時代になっていると感じています。
後継者を育成し団体の運営を継続して志ある次世代へ引き継ぐことが目標です。

この業界、年収が途轍もなく低いです。(1人暮らしが困難な程度)
善意と主たる収入のある経済的余裕が有り、時間的余裕のあるかたしか働くことが出来ないのは、なんか違う。
相談者に「自立」「自立」と言っている私たちが自立できていない状況は、なんか違う。
私はこの職に就いて国内旅行へも1回も行けていない。

知っていてこの職に就いたのだから仕方がない???
それもなんか違う気がする。
それはボランティア精神とは違います。

補助金の申請書の提出書類の数がとても多いです。そのために時間や労力を捻出するのは難しいです。景気が不況で競争率も高くなっているため、採択される確率は低くなっています。
不採択だと時間と労力が無駄になってしまい、損失です。正直、心が折れてしまいます。
採択されても、補助金や助成金ごとに報告書を作成するのは専任の事務職がいないと難しいですね。
また、ちゃんとした会計報告書を作るには税理士さんも必要ですが、事務職の給与は補助金の対象外とされていることが多いです。どうしたら人件費を捻出できるのだろうか、新しい小規模な団体はこの悩みを抱えているところが多いのではないでしょうか?

誰だよっ!?民間支援団体は公金チューチューとか言ってる現場も知らない人は!

そこで、支援の場となる収益事業を考えたのが「ジェンダーフリー・ブックカフェ」です。
収益はテイクアウトで得る。
書籍の分類を限定したのは、広い分野の本を置くスペースを持てない事。
特徴的な本の選定で個性的なブックカフェであることを店名だけで感じて欲しいという事です。

本格営業の収益と支援の両立をするためのイメージ

敢えて店内は1人席を多くし、1人で来れる店にしたいと考えています。
このような作りだと収益は見込めないので、テイクアウトの充実で収益を上げられるよう、テイクアウトと店内利用のお客様の目的が重ならないようにと考えました。

これからの時代、質を落とさず、支援を続けていくには、収益事業と支援事業の両立が必須だと思います。
収益事業に力を入れてこなかった団体は高齢化が進んで後継者不足に陥っています。
活動に積極的に参加できるのは、実家が太いかパートナーがしっかり稼いでいるか。。。モヤりますね。志がある方は誰でも社会貢献に参加できるようにしなければいけないと考えています。
善意とお金と時間の余裕と3条件がそれっていないと直接関われないなんて。おかしい。
「ボランティア精神とは自発的に社会貢献をする」ってことですよね。
もちろん、経済的にも時間にも余裕がある善意のボランティアさんは貴重な存在で、とても有難い存在であることは間違いありません。現在当団体でも度々お世話になっています。

私たちが「ジェンダーフリー・ブックカフェ」を熱望しているのは、継続的な支援と相談する勇気がまだ持てない人、コミュニケーションが苦手な人が、1人で来ても居心地の良い場所からスタートしたいからです。

クラウドファンディング開始まであと5日
相談室を兼ねた「ジェンダーフリー・ブックカフェ」を週に一回営業したい!
https://congrant.com/project/hoshinoki/8847

皆さまのご支援のほどよろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?