PLCの更新

PLCの遍歴でも書いたように、初期とは言わず、PLCが、質、量ともに充実してきた時代から、もう、20年以上経ち、どんどん新しいPLCのシリーズになっています。
三菱やオムロンであれば、古い機種を現行品に変えていけばいいのですが、僕が多く関わってきた安川だと、そう簡単にはいきません。
MPシリーズは、まだ存在しますが、GLは、もう後継機種もありません。
まず、ハード的に大変です。
三菱では、GLから、Qまたは、Rに変えるためのPLCのカードごとの変更リストがありますが、けっこう面倒です。
ただ、必用なら、ある程度の現在のGLのカード構成から、Q又は、Rに置き換えたときの構成表も作成してもらえる嬉しいサービスは、あります。
そして、三菱エンジニアリングなどから、スムーズに置き換えるための、
アタッチメント等も出ていますので、変更のカード構成さえしっかり選定できれば、思ったよりも、PLCの入れ替えの作業は、思ったよりも楽に行えたように思います。
ただ、ソフトは、そう簡単には「行きません。
とくに安川のラダーソフトは、三菱やオムロンとは、ちょっと毛色が変わっていますし、三菱、オムロンンをはじめ、その他のメーカーも互換のラダーが使えるわけではありません。
ラダーを変換している最中で、作りなおした方が速いのではないかと思うぐらいです。
そして、世の中の工場には、安川が強かった時代もあったので、割と、GLとかが、多く存在します。
僕が安川の関係で仕事していたので、必然的にそうなっているのかもしれませんが。
いずれにしても、安川に限らず老朽化したPLCを更新する必要がある設備が多くあるということは事実だと思います。
そんな事情もあり、革新的なPLCに更新するのにはいいチャンスだと思っていて、ベッコフは、PLCの国際標準プログラミング:IEC 61131-3に準拠しており、この先おそらく統一していくであろうPLCのプログラミング仕様にもいち早く対応していて、ベッコフの思想として、現在のPCのように、 モニターにしろ、マウスにしろ、プリンターだって、ベンダにかかわらず、繋がる、PLCも同様に、サーボ、インバータ、ロボット、画像検査カメラなど、どんなものでも、EtherCATのポートがあれば繋がるようにしたいといった考えがあり、それにもとても共感しました、そんなこともあり、何度も繰り返しますが、有限会社JHSとしては、PLCの更新案件があった場合、一回はベッコフを推奨します、ベッコフの思想が実現したら、ユーザーにとっては、とても利便性があるとは思うものの、しかしながらそこには、高い高い壁があります。

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