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育った町の思い出の書店

本屋さん、少なくなっている様ですね。

近所には本屋がなくて、近いスーパーも雑誌の扱いをやめています。雑誌も美容室に行くと電子書籍になっていて、雑誌のページの髪の毛をはらわないですむからいいっすとスタッフの方が言っていました。コンビニは近所は雑誌の扱いが大きめですが、いつも行くコンビニは取り扱いが少ないです。

福岡市なら最寄りは天神・博多地区で巨大書店があったり、新天町商店街や天神地下街に書店はあってそこで買ったりしますがAmazonが便利ですが、わりと街で買っていたりします。

私の育った町は本やさんが多くて人口5万にんくらいで10軒以上は本やがありましたから昔なので今のようにそれほど競争はなかったと思いますが、さきがけで40年以上前から本の配達をしてくれていた書店がありました、N書店です。

小学生になったときは小学館の小学1年生から小学6年生まで配達をしてもらい、あとは音楽雑誌など、様々な本を配達して下さって、町を出るまでお世話になりました。

そのころは書店のお兄さんと思っていましたが、お父さんの代から商店街で本やさんを営んでいる本屋さんの若いご主人が配達をして下さっていました。

東京で教育を受けている人だと両親から聞いていましたが、(さすが田舎!)バイクで配達でも何となく気難しい感じのお兄さんだなと思っていました。

こじんまりしたお店にギュッと本が詰まっていて店番はおかみさんがしていました。

病院もおおい町だったので病院もN書店で患者さんが読む雑誌を頼んでいたようで、病院でご主人のお兄さんにお会いすることもありましたが、難しい人だから挨拶は欠かさないようにと言われていました。きちんとしないともう挨拶もして呉れないよときつく言われていました。

病院もお医者さんの良くない噂などもあったりして、N書店のお兄さんも知ってはいたと思いますが、商売なので淡々とこなしていたのではないかと思います。どう思っていたのかな?N書店で頼むことは老舗だったから病院も頼んでいたのでしょうね。母方の実家の近くにN書店があったのでその縁で少し離れたところに住んでいましたがバイクで配達してくれていました。

29歳で町を離れましたが、最後のほうはお兄さんの息子さんが車で配達をされていて、数年前にネットでN書店と調べたら配達OKと書店は続いていたようなので安心しました。息子さんは今でも車で配達をされているのでしょう。

様々な本を配達して下さってありがとうございました。ご主人のお兄さんはお元気だと良いのですが・・・

Amazonに負けないでください。

私の育った町が振り返ってみれば苦手なので遭えて書店の名前は匿名にしました。

すこしは私のことも覚えてくれていると良いのですが・・・変な本ばっかり注文していたからな。

アラフィフになると過去も現在のように思えてしまうのでしょう。


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