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WD#85 ザッピング in 2023

なんかもう終わろうとしてますよ。2023年。誰かが終われと言ったわけでもないのになんか勝手に終わろうとしてますよ。

いやあもう、めちゃくちゃ早かったな。今年は。何個か今年が早かった理由はあるからそれはまああとで挙げるとして、とにかく、この早い時の流れを看過するわけにはいかないので、ざっくり今年の振り返りをさせてくれ。WD単体の今年の振り返りは来週あるから、ただ単に今年の出来事を、別に時系列順でもなく思いつくまま思い出してみよう。

まるでむやみやたらにテレビのチャンネルを切り替える行為“ザッピング”のように。



今年の初めは諸事情で帰省できてなくて、自分の家で年越した。そして、多分今年も帰省はできないと思うから家で年越すことになる。まあそれはそれで雰囲気があっていいんだけど。

最近は「笑ってはいけない」が無くなったからめぼしいTVが年末に少なくなり、普通に紅白を見ながら年越しをした。多分これも今年もそうなるんだろう。

確か年始の方はかなり雪が降った気がする。そういや今季はまだ雪が降ってない。2〜3回くらいはなあ、降ってほしいよなあ。いや、もちろん雪で困る人がたくさんいるのはバリバリ承知の上でだけどね(雪が降ってほしいというかわいい意見にさえも補足を加える必要があるこのインターネット社会…)?

そして春になりクラス替えといきたいところだが、私の学科は1クラスしかないのでクラス替えというイベントが存在していない。私が思うに今年が早かった理由の1つがこれである。

というのも、クラス替えって結構「心機一転」じゃないですか?それがない、つまり1年のテンションのまま2年にヌルッと突入するため場面が切り替わった感覚がない。そのため、今年のことを思い出してみても、それが1年のときだったのか、2年のときだったのか、周りの環境が変わってなさすぎてわからなくなる。

つまり、環境のリニューアルがなかったのが今年が早かった原因であると考える。となると、来年もそうだから来年も早いということか?受験勉強なのに?長くあれ〜


そういや2年になってから学校の授業の一貫で研究活動が始まった。思い返してみると日記でこれについて触れたことなかったな。

別にこれといって書くことがあるわけではないんだけど、まあ今年度から始まって自分の生活のクエストに組み込まれた割と大きい要素だから一応触れておく。

私自身物理が好きなので、まあ物理の研究がしたいなあ、と思って熱に関する研究のリサーチプランを立てて提出した。クラス全員それは提出するのだが、全員が通るはずもなく、確か10テーマだけが絞られてそこにメンバーが割り振られていく。

幸い自分のテーマが選ばれ研究班のリーダーのして物理現象と格闘してるんですけど、まあデータがぐちゃぐちゃ、装置の不備、計画性など様々な問題が次から次に襲いかかり、それを一つ一つ振り払うことで精一杯になり全然前に進んでいけてない。やっぱり現実世界の物の理(ことわり)というのはそう簡単な相手ではないということを日々痛感している。

果たしてこの研究に終わりはあるのか、最終的にどんな結果が出ているのか、それは自分次第なのだが全く思いつかなくて怖い。このまま崩壊する可能性もゼロではないということだ。



今年は観た映画がかなり印象深い。

まず3月あたりに友人とドラえもんの映画を観に行った。ここ数年は毎回ドラえもんの映画は観てるのだが、今回は凄かったなあ〜。詳しい感想はレビューで色々書いたので省くけど、とにかくメッセージが重い作品だった。

あ、でもこのレビューはそういえばnoteを一般公開する前に書いたやつだから見れないのか。まあこれを公開したら気が向けば公開しときますんで、そちらをどうぞ。

次は7月まで飛ぶ。7月と言えばなんと言ってもシアトル研修があった月で、今年の最大のイベントと言ってもいい。そんなシアトル研修がのこり2〜3日というとき、「君たちはどう生きるか」が公開された。私は結構楽しみにしていたのでTwitterから流れてくる情報をなんとか堰き止め、シアトルから帰ってきた翌々日に一人で観に行った。だからこそかなり覚えている。これもレビューがあるので読んでください。

ちなみに私が書いたレビューがnoteの「「君たちはどう生きるか」感想集」みたいなやつに載ったのもちょっと嬉しかったな。あ、ちゃんと自分はnoteの一員としてやっていけてるんだな、ということを改めて確認できたから。

じゃあもう有料記事にしちゃおっかな♪

否、しない。

なんで読んでもらってる側なのに金取るんだ。どれだけ厚い信頼があるんだ。いずれにせよ私にそんなことはできない。なんか読んでもらってる人たちに申し訳ない。

でもウルトラ困窮になったら取るかもですね。ウルトラ困窮にならないことを祈っといて下さい。

あとは9月くらいに「アリスとテレスのまぼろし工場」という全く知らない映画を観た。そして個人的にこれが今年のベストムービー。君たちはどう生きるかを上回って堂々の1位。おめでとう。

多分事前に全く情報を入れずに行ったからなのか本当に衝撃の連続で、アニメ映画はある程度もうやり尽くされたのかと思っていたら、いや、まだまだアニメーションの力はこんなもんじゃないぞ、と訴えかけてくるような映像作品だった。ストーリーもめちゃくちゃ面白いし(ややセンシティブ)、主題歌も中島みゆきが手掛けてるし、今思い返しても「めっちゃすごかったな…」と感動する。

別に「泣ける映画」とか、そんな安い売り文句を付けるわけではない。ストーリーで泣くんじゃなくて、ただただ目の前に広がる映像に圧倒されて感動したのだ。そんなことありますか?皆さん。まあとにかく、いろんな面で異常な作品だったので観れてよかった。

しかし、世間の評価がイマイチすぎてこの映画はとっくの前に終映していてもう観れない。これに関する自分の意見は「みんな観とけば良かったのにもったいねー」とかは別になくて、「そうか…受け入れられなかったか…まあドンマイ…」という感じだった。あのねえ、多分PVが下手だったんですよね。ストーリーとかも全然わかんないPVだったからみんな観る気にならなかったんじゃないかな。

PVさえもっと良ければ結構ヒットしたんじゃないかなあ。そこは惜しいなあと思う。

あ、でもNetflixでもうすぐ公開されるみたいな噂も聞いたのでNetflixに入ってる方は、まあ無理にとは言わないですけど、観てみてもいいんじゃないかなーっていうささやかな提案をしておき、この映画の話は終わっておこう。



今年の話をする上で避けて通れない中間ポイントみたいな出来事が私は夏に集中してて、それが「シアトル」と「コロナ」ね。両方カタカナだけど含みが全く違ってて、前者は天国、後者はヘル。

シアトルはたまに思い返しても楽しかったなあ〜とつくづく思っている。最近今年度の修学旅行の詳細も発表されたんだけど、やっぱり学年単位だと束縛条件が多すぎる。そしてそれを知って初めて、「じゃあシアトルってめちゃくちゃ自由だったんだな…」と痛感した。まあ、クラス単位と学年単位だったらそりゃあルールの厳しさは変わって当然なんだけど。

でもこういうこと言うと同学年の違うクラスの人に煙たがられるので控えておく(同学年の他クラスに交流のある人がマジで少ない)。

シアトルから帰ってきた翌月、人生初のコロナにかかってなかなかの重症だった。熱で気失うし、熱全く下がんないし、そのせいで課題全く進まないし、そのせいでお盆全潰れで夏休みのイベントがほぼゼロになるし、今思い返しても辛すぎたな。

カロナールっていう解熱剤があるんですけど、私自身かなり薬がすぐ効く人で、飲んだら数分で急激に熱が下がる。どうして急に熱が下がるのがわかるのかと言うと、熱が下がり始めるとめちゃくちゃ暑くなるからである。さっきまで高い体温で外気とバランスを取ってたのに、急に自分の体温が下がると相対的に急に周りの気温が上がったかのようになり、暑くなる。

そのため、カロナールを飲む前は熱と戦い、飲んだら今度は暑さとの戦いになる。しかしずっと元の体温をキープできるはずもなく、今度はどんどん熱が上がってきて寒くなる。

この一連のサイクルを朝昼晩と行う日々だったので、もう体はヘトヘト。マジで辛かったので皆さんも病気の予防はしっかりしよう。ましてや受験シーズンなので尚更。



日記ももう80週間連続で書いているのだが、最近「やっぱり自分おかしいかも」と思う時があった。

国語の時間に、漢文を読んでその感想的なやつを1000字くらいで書くという授業が2時間分とられた。普通は1000字に対して「多!」となるはずなのだが、最初1000字と聞いた時に「少!」と思ってしまった。そして案の定、2時間設けられていたところを1時間で全部書き2時間目をフル自習にするという行為を成し遂げた。

そう、読んでてわかると思うけど、自慢です。いいじゃん!たまには!1週間に1回2000字以上の文を書くってトレーニングを80回以上やってるんだよ!そりゃ書けるよ1000字くらい!

すいません。こういうの書くとウザいなーって思われると思うし、事実自分が読む側なら「なんだこいつ」と思うんですけど、ずっと言ってるわけではないから、たまには、たまには、許してくれ…!

でももっとこういう文を書くみたいな授業増えないかなーとは思ってる。ラクだし。自分の考えていることを書くって結構楽しいし。私がここまで日記を続けてこれてる根幹にはこの考え方がある。



これはたしかWD#43くらいで書いた気がするんだけど、一年を早く感じるようななった原因として日記を書いていることはやはりある気がする。自分が過去に考えたこと、思っていたことを見ようと思えばすぐにアクセスできるという環境は、言ってみれば「過去が手の届く距離にある」ということでもある。映画インターステラーの本棚みたいに、全ての時間が、同じ場所にあり、それを眺めることができるというのはかなり特殊な状態な気もするな。

あ!日記のことは来週書くって言ったのに…すいません…

まあそんな年でしたね。パスポート取ったり、鳥取砂丘行ったり、ゼルダ始めてみたり、京都に行ったり、色々やったようで、あんまりやったことは少なかった一年だった。その代わりその一つ一つの比重が大きい感じ。

そしてその思い出はほとんどnoteという媒体に管理され、インターネットの空間を意思もなく彷徨っている。もはや私の生活と日記は切り離せない状態にまでなっているのかもしれない。もう手遅れだ。

このまま徐々にWDという自分で始めた習慣に蝕まれてゆき、いつかは「日記を書くために暮らす」ただの器になるのだろうか…


なんか暗いな!!!!!!!!!年末なんだから明るく終わろうぜ!!!!!!!!!!!

ということなので今年のWDは以上!!#34から#85の計52回お送りしました!!つまりは来年もあと52回増えるということですね。

さあ来年はどんなことがあるのか(受験生)…

また何かあればこの場所でお会いしましょう。

それでは、良いお年を。





【今週の素人星座占い(ラスト)】

一位 乙女座

長い、長いストローを買ってみてください。それで野菜ジュースを飲んでみてください。異常に色がついた液体が細く長い管をスルスルと這い上がり自分の咽喉に流れ込むのを、味わってみてください。そうすれば来年はそれなりの運勢が保証されるそうです。

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