水無

なるべく広い家に住みたいと思っている高校生

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  • 個人的おすすめWD

    評判が良かったもの、個人的に好きなものを集めていますが、好き嫌いは人それぞれだと思うので無理して読む必要はないと思っています。

最近の記事

WD#102 独占入手!超緊急インタビュー

※今週出す予定だった回がかなり長くなり、日曜に出すのが困難だと判断したため今回は超緊急でこちらをお送りします。そのため今回の内容に関して文句は一切受け付けません。 6月、都内某所ー 本日はよろしくお願いします。 ああ、よろしく。 お名前を伺ってもよろしいでしょうか? もちろんさ、Noって言ったらどうなるんだい?(笑) はあ、あはは、そうですよね。お名前は…? 棺倒 否政(ひつぎだおし ぴまつりごと)だ なんとお呼びすればよろしいですか? Dr.マリオと呼んで

    • 【短編小説】釘

      男は夜道を歩いていた。 人通りはほとんどなく、コンクリートの要塞に押しつぶされそうになるほど無機質な通りをただ進んでいる。 男は黒の鞄を手に提げ、ややうつむき加減だった。最近の生活に不便はないが、マンネリ化というか、なんとなくパターンをこなすだけになってきた日々に嫌気が差し始めていた。 スマホを見たり、音楽を聴いたりするわけでもなくただ家に向けて歩いていると、コンクリートのブロック塀に何か刺さっているのが見えた。 ふと気になって男はそれに近寄った。 釘である。いわゆ

      • WD#101 スベり走

        本来なら今回は最近ハマってるあることについて書くつもりで、正直7割くらい書いたんだけど、せっかく心機一転という場面ならもうちょっとそこに合わせるべきかなあ、という気持ちになった。そのため、今回は急遽内容を変えてお送りします。書きかけのやつは来週かな。 かなり久々に1500メートルを走る機会があった。まあよくあるスポーツテストってやつですよね。 それが私はかなり憂鬱だった。2年の時はやらなかったからつまりは2年ぶりに1500メートルもの距離を走る羽目になると、当然心配になっ

        • WD#100 現時点の死ぬまでにやりたい100のこと

          2年前の思いつきからなんと100週間、時にはコロナやインフルになりながら、時にはシアトルや北海道から、さまざまな内容を勝手にお伝えしてきたWeekly Diaryが、今週で、 なんと、 100回を迎えました!!!!!!!!!!!! 我ながらめっちゃすごいと思う。1週間も休まず(ゴーストライター期を除く)100週間よ⁉︎確かに当初の目標は100回だったけど、まさかその未来が本当に来るなんて想像していなかった。それもこれも、読んでくれる人がいるからここまでこれた訳です。本当

        WD#102 独占入手!超緊急インタビュー

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          39本

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          WD#99 今までの人生のハイライトを全部振り返ろう!

          残すところあと1回で100回目を迎える。つまりこれが2桁ラストの回となるわけだが、ここで何を書くべきかかなり迷った。実は、WD#100は既に完成している。その内容はここでは直接触れないが、どうにかしてその内容に繋がる内容を今回やりたいと考えた。 その結果、今回は私が生まれてから、今現在に至るまでの様々なイベントや記憶をできる限り書いてみようと思う。その中には、今まで少し触れたものや、あえて書いてこなかった内容もあるのだが、もうどうでもいい。この記念すべき回で、私という人間を

          WD#99 今までの人生のハイライトを全部振り返ろう!

          【検証】短歌を詠みながら散歩したら雅な気持ちになるの?ならないの?

          (2024春の記事) こんにちは。水無という名でいろいろやらせてもらってる者です。 突然ですが、皆さんは古文を勉強したことはあるでしょうか。 まあいくつかの例外を除いて、ほとんど皆さん経験しているはずです。 じゃあ、その古文を色々読んでると、絶対にどんな人でも1回疑問に思うことありますよね。 歌詠すぎちゃう? いや、別に関西弁じゃなくてもいいんですけど、とにかく昔の人はことあるごとに歌、つまり和歌を詠むわけですよ。和歌を最近覚えたのかなってくらい、楽しくても、悲し

          【検証】短歌を詠みながら散歩したら雅な気持ちになるの?ならないの?

          WD#98 なぜ天動説を否定できるのか

          春休みの期間を利用して東進の受講をバカスカ進めている私だが、度々ここでも触れている物理の苑田先生が話していたことがとても興味深いものだったので、今回はそれについて少し紹介し、考えてみることにする。 まず、皆さんは地球がどう動いているかご存知だろうか。 そりゃもちろん、太陽の周りを公転していて、他の惑星も同様の動きをしている。いわゆる地動説というもので、現在では当たり前である。 しかし昔はこうは考えられていなくて、地球を中心として他の天体が地球の周りを公転していると考えら

          WD#98 なぜ天動説を否定できるのか

          WD#97 17歳、ヘリと献血

          金曜日で17歳になった。いやあ、まだまだ若い。 3月生まれで得したと思うことは本当に1つもなくて、誕生日なんて早く来たほうがいいに決まっている。先日も有権者集会という「皆さんもう直ぐ18歳なので選挙権を手に入れます!だから選挙のことを知りましょう」というコンセプトの行事があったが、「自分まだ16なんだけど…」と思いながら聞いていた。 あと普通にその講演に来てくれた人の話が上手じゃなかった。 成人式を迎えてもそのときはまだ20歳じゃないから酒も飲めない。なにが「早」生まれ

          WD#97 17歳、ヘリと献血

          WD#96 君は親友を定義できるか?

          急に春。 何なんだ?これは。さっきまで寒かったじゃんか。窓に結露ができたりしてたじゃんか。体育館は寒いから防寒具を持って行ってもいいって言われたりしてたじゃんか。 冬は寒いけど、嫌いじゃない。まあそれは夏が暑くて嫌いすぎるからそれによって自動的に決まったようなことではあるんだけど。 暑いのってね、やっぱり地獄じゃないですか。夏が好きって言ってる人は一体何を根拠にそんな勝手なことが言えるんだ?と毎回疑問に思っている。たまに「休みが長いから」とか言ってる人には、1回「じゃあ

          WD#96 君は親友を定義できるか?

          WD#95 つまらないを裁くな

          最近結構しっかりめのやつが続いたので、今回は最近あったことや思ってることを何個か連ねていくいかにも日記らしい形にしようと思う。 ◼️ 最近初めてPayPayを使うようになった。それまでなんとなく銀行口座の紐付けとかあると思っててめんどくさかったのでPayPayにまつわる話題をすべて無視してきた。 しかしどうやら普通に使えるらしいじゃないか。アプリさえ立ち上げればもうこっちのもん。こんなに便利なのか。早く誰か言ってよ。 そしてPayPayという選択肢を獲得してからというも

          WD#95 つまらないを裁くな

          ハイパーミュージックシアター

          音楽が嫌いな人っているのだろうか。いたとしてもかなり少ないと思う。 さまざまなジャンルの音楽が飛び交う社会で、私たちの生活と音楽は、いつのまにか切っても切り離せない関係になっていた。 人と人を結びつけたり、誰かを勇気づけ、時に励ましたり、ムードを作り上げたりと、音楽の意味について今さら考える必要もないほど、我々のすぐそばに音楽は存在し、鳴り響く。 私は去年の2学期あたりから、学校への道中に音楽を聴くようになった。それまでなんで聴いていなかったのかと言われても特に理由はな

          ハイパーミュージックシアター

          WD#94 110枚の成長

          卒業式に出た。 いや、私が卒業するわけではなく、在校生として2年生全員が卒業式に出席したという、ただそれだけのことである。今までコロナで2年生は出席できなかったけど、緩和されて今年から大丈夫になったらしい。 正直なところ「行く必要あるか?」と思っていたが、まあせっかくの祝い事の日にそんな文句を垂れても仕方がない。 1番印象的だったのは、やっぱり卒業生の答辞だった。元生徒会の人がやってたんだけど、途中で感極まって泣き出して、その涙ながらの学年への感謝や家族への感謝(これが

          WD#94 110枚の成長

          個性のベールに包まれて

           自分は勉強が苦手だな、運動が苦手だな、と思ったりしたことは誰しもある。その度に、「あの人は勉強ができたりしていいなあ。あの人みたいになりたいなあ。」と思うこともあるだろう。もちろん、私にもある。  そんな私たちの願いを叶えてくれるのが、今回の映画の舞台、理想郷「パラダピア」である。ここに住んでいる人たちはみな勉強もでき、運動もできる。しっかり働き、争いごともない理想の世界なのだ。  この世界に踏み入れたのび太たちは、なんでもできる「パーフェクト小学生」を目指してしばらく

          個性のベールに包まれて

          WD#93 化学部から心が離れている

          ご存知(かどうかは知ったことではないが)の通り、私は高校に入って化学部に所属するようになった。本来なら物理の方が好きなので物理部に入れば良いのだが、物理部に本当に人が少なくて、これだと寂しいなあ、と思いまだある程度の人数がいた化学部に入ることにした。 化学部での思い出といったらそりゃあたくさんある。大会にも出たし、文化祭でショーをしたこともあった。良いものも、そしてもちろん悪いものも込めて、さまざまな体験をさせてもらっている。 そんな化学部との関わりが今、かなり危ういライ

          WD#93 化学部から心が離れている

          WD#92 精神修行(ボーはおそれている レビュー)

          本来なら今回は普通の日記回で、最近の話をいろいろやろうかなーと思っていたのだが、土曜日に「ボーはおそれている」という映画を興味があったので観に行って衝撃を受けたので今回はそのレビューをしてみる。 今作は、「ミッドサマー」というかなりヤバいホラー映画を手がけたアリ・アスター監督の最新作。私はホラーがそこまで得意ではないが、予告映像を見てなんか今回は見れそう、そして面白そうだなと思ったので、特に予約とかせず、友人1人をギリギリで誘って観に行った。 とりあえず、この映画がどんな

          WD#92 精神修行(ボーはおそれている レビュー)

          WD#91 陸上部だった日々

          書くことが特にないので、いつか書こうと思っていた中学時代の部活の話をしようと思う。そこに理由はない。単純に機が熟しただけ。 まず、私は中学3年間陸上部に入っていた。わかる。全然そんなイメージない。だって今は化学部だし。ではなぜ陸上部に入ったのか、その辺りの話から始めてみよう。 理由に関してはかなりシンプルである。大前提として中学校では運動部に入っといた方が良さそうだなという雰囲気を感じていた。そんな中、2個上の兄が陸上部に入部し、まだ小学生だった私は兄の試合などを親と一緒

          WD#91 陸上部だった日々