【氣1節】〜『不眠（睡眠障害）でお悩みの方々へ』「不眠（睡眠障害）の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論＆成分（食材・食品・生産物）」について【⑨】

「前ファイル」〜　　　　　　　　　　　　◉『食薬（漢方理論的、解釈による食材分類）』について、…　の解説

・ここで云う『食薬』は、「広義の意味」なので、…『食材・食薬・生薬・ハーブ 等』全てを含む事となります。
（※何故なら、…「その食材を摂取する事」で、…「必然的に、不眠に効果がある」と認めているからです。）

●『食薬』の解説、…
［1］【食材/野菜・果物類】〜［効果］
■『アスパラガス🟢』、
・「アスパラガス」に含有する「アスパラギン酸」には、体のスタミナをつけて、疲労に対する抵抗力を高める作用があります。
（※スタミナ強化をうたったドリンク剤に、よくアスパラギン酸が配合されている）
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『トウキビ🌽』、
・「トウモロコシ」に含まれている「ビタミンB1」には、疲労を回復させる効果がある。
「ビタミンB1」は食事から摂った糖質を、エネルギーに変える為に必要不可欠な栄養素です。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］　
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『パセリ🟢』、
・「トウモロコシ」に含まれている「ビタミンB1」には、疲労を回復させる効果がある。
「ビタミンB1」は食事から摂った糖質をエネルギーに変える為に必要不可欠な栄養素です。
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
・「肝」は、「落ち込んで気分が駿れない、抑うつ状態になる、イライラする、妙に怒りっぽい」と云う「情緒の変化」と関係します。
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『イチゴ🍓』、
・「イチゴ」に含まれる「ビタミンC」には、神経伝達物質であるドーパミンやアドレナリン、ストレスを和らげるホルモンである副腎皮質ホルモンの合成に働きかけ、精神的なストレスと戦う力を向上させる効果がある。
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
・「肝」は、「落ち込んで気分が駿れない、抑うつ状態になる、イライラする、妙に怒りっぽい」と云う「情緒の変化」と関係します。
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『ブドウ🍇』、
・「ブドウ糖や果糖」は摂取後、体内で素早くエネルギーに変換される為、即効性のある優れたエネルギー源になると考えられている。
更に、有機酸には疲労物質である乳酸を分解しエネルギーに変える働きがあるため、疲労の蓄積が抑えられます。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］　
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『パイン🍍』、
・「酸味の基である「クエン酸」には、疲労物質を分解し、筋肉への蓄積を防止する効果があります。ビタミンB1とともにエネルギー代謝を促進し、疲労回復に力を発揮します。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］　
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

［2］【食薬類】〜［効能］
■『菊花🌼』、
・「菊花の特徴である豊かな香りには高いリラックス効果（鎮静効果）があります。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］
Ⅰ］〜【不安感で眠れない】気滞タイプ、
・「気滞」とは、「気の巡りがスムーズでなく、エネルギーが停滞している状態」。　
の「改善」に繋がる「食材」と云える。
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『紅花🔴』、
・「紅花茶」は「女性に優しい健康茶」として有名です。紅花は生薬として血液の流れを良くし体を温め、冷えを改善する効果があります。　
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
「肝」は、「大量の血(けつ)を貯蔵している……、「血を蓄える機能が失われて、熟睡が出来なく」なります。　
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅲ］〜『脾（ひ）』、
・「脾(ひ)」は、「飲食物から栄養を吸収する…
「思い悩むと脾の機能が弱る」為、「身体全体の気や血の量が少なくなります」。
「心(しん)」に届く血が不足すると、「心の働きが不安定となり、不眠が生じます」。　
の「改善」に繋がる「食材」と云える。
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］
[※¹]〜『於血』とは、…
『後天的（生後の、環境・食事等の影響で決まる）な原因にて、体内の血液が濁る事』。

■『山の芋◽』、
・マウスに、「山芋抽出物」を21日間摂取させたところ、血中および肝臓中のコレステロール値に改善が見られた事から、山芋に「肝臓保護作用」が示唆されました。
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
「肝」は、「大量の血(けつ)を貯蔵している……、「血を蓄える機能が失われて、熟睡が出来なく」なります。　
　
■『紫蘇葉🌿』、
・「紫蘇」にはビタミンCと精神を落ち着かせる働きを持つカルシウムが豊富に含まれている為、「ストレスをやわらげる効果」が期待されています。
・また、「紫蘇」に含まれているビタミンB₁には疲労を回復させる効果があります。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］
Ⅰ］〜【不安感で眠れない】気滞タイプ、
・「気滞」とは、「気の巡りがスムーズでなく、エネルギーが停滞している状態」。　
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］　
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『桑の葉🌿』、
・「桑の葉」には、昔から「精神を安定」させ、「不眠を予防する効果」がある。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『百合根』、
・「百合根」には、「滋養・強壮の効果」や、「精神を安定させる効果」がある。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

［3］【ハーブ（健康茶葉）🌿類】〜［効能］
■『ジャスミン🟣』、
・［ストレスを和らげる効果］
「ジャスミン」の魅惑的な香りは、気分を高揚させるパワーがあり、落ち込んだ気分を回復させます。また神経の高ぶりとイライラ、緊張を鎮め、神経疲労やストレスが溜まってしまったときの不眠や気分の抑鬱にも効果的です。　
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『カモミール🟡』、
・［リラックスさせ、安眠を誘う効果］
「カモミール」は、心を落ち着かせる効果にすぐれ、緊張感、不安感、怒りや恐怖感を緩和してくれます。気持ちを鎮静させ、リラクセーションを促して心を落ち着かせ、不眠症にも効果を発揮します。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『ローズマリー』、
・［精神を安定させる効果］
「ローズマリー」の刺激的な香りは、神経を刺激して脳の働きを促し、頭の中をクリアにしてくれます。その他にも、気分をはれやかにして精神を安定させ、神経系の調和をとる働きもあるため、うつ病の予防にも繋がると期待されています。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『セージ🌿』、
・［リラックス効果］
「セージ」の葉から抽出した精油にはリラックス効果があるとして、アロマテラピーに利用されてきました。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］　

■『ユーカリ🌿』、
・［精神を安定させる効果］
「ユーカリ」の葉の精油成分は、気持ちや感情の乱れを鎮め、集中力up効果があります。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『バジル🌿』、
・［ストレスや不安 等の、神経疲労に活力を与える効果］
「バジル」の香りは、心のバランスを整え、イライラや不安、憂鬱感に働きかけるといわれています。バジルの香りは神経のバランスを整え、ストレスや不安などの神経の疲労に活力を与えて、心の不調を取り除くといわれています。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

［4］【茶葉（乾燥葉）🌿類】〜［効能］
■『イチョウ葉🌿』、　
・［冷えを改善させる効果］
「イチョウ葉」は、冷え症は女性に多い悩みですが、単なる体質による症状ではなく、血行不良が原因であるとも云われています。よって、血流改善の作用は、冷え症の改善にも効果がある。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『目薬の木🌿』、
・［肝機能を改善させる効果］
「メグスリノキエキス」は、「肝機能の強化」にも役立つ成分です。
葉や樹皮に含まれるロドデンドロールの働きにより、肝臓の解毒作用が活発になることからこの効果が知られています。
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
「肝」は、「大量の血(けつ)を貯蔵している……、「血を蓄える機能が失われて、熟睡が出来なく」なります。　
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

■『蓮子🌿』、
・［疲労回復の効果］　
・「蓮子（蓮の実）」には、「ビタミンB₁」が含まれています。「ビタミンB₁」は体内で糖質の分解を助け、効率よくエネルギーへと変換するサポートをする為、疲労回復に効果がある。
・［ファイル➀の分類］〜［気血水］
Ⅲ］〜【体力がなくて眠れない】 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］　

■『ラフマ葉🌿』、
・［睡眠の質を向上させる効果］
・「ラフマ（羅布麻）葉」には、脳内のホルモン（「ノルアドレナリン」の作用）が含まれている〜「no-セロトニン」を多含する為、「抗鬱」の作用がある。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」（特に「睡眠の質」を整える効果）があると考察できる。］

■『合歓の木🌿』、 
・［睡眠のリズムを安定させる効果］
・「ネム（合歓）の木」には、「抗ストレス」の作用が強い「ミネラル類」を多含する為、「睡眠のリズムを整える」（休息のサポート）作用がある。
・［ファイル➀の分類］〜
【不安感で眠れない】気滞タイプ
※［上記の効能により、「不眠改善効果」（特に「睡眠の質」を整える効果）があると考察できる。］
　
■『月見草🌿』、
・［肝機能を改善させる効果］
・「月見草油」がもたらす生理作用が、肝臓の機能を強化し、機能の回復に大きく寄与していると云われています。
・［ファイル➀の分類］〜［五臓］　
Ⅱ］〜『肝（かん）』、
「肝」は、「大量の血(けつ)を貯蔵している……、「血を蓄える機能が失われて、熟睡が出来なく」なります。　
※［上記の効能により、「不眠改善効果」があると考察できる。］

以上で、『不眠（睡眠障害）にアプローチする、…』【氣1節】を終わります。
次回、…『めまい（目眩）にアプローチする、…』【氣2節】に、移ります。