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「お詫びしたいと思います」に漂う謝罪の軽さ

テレビで謝罪会見を目にすることが多くなりました。毎日のように誰かが頭を下げて謝罪しています。そんな中で気になるのが「お詫びしたいと思います」という言い方です。なぜ「お詫びします」とか「お詫びいたします」と言わないのでしょう。

言葉尻をとらえるつもりはありませんが、「したいと思う」と言われると「思うだけなの?」「思うけどしないの?」と突っ込みたくなります。「お詫びしたいです」も違和感があります。「したいと思っているだけ?」と言いたくなります。

子どもが「ごめんなさい」ではなく「ごめんなさいと言いたいと思います」と言ったら大人はどう反応するでしょう。本当に謝罪する気持ちがあるならば「したいです」や「したいと思います」ではなく、はっきりと「お詫びします」と言うべきではないでしょうか。もちろん詫びなければいけないようなことをしないのがいちばんよいのですが。


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