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こんなところが違う韓国の結婚式とは?

こんにちは、おしんです。
甥っ子の結婚式に出席するため、韓国へ。

姉から甥っ子が結婚するから、来れたら出席して欲しいと言われたのが半年前。いよいよその日が来ました。

姉からの事前情報は「みんなワーッと来て、ワーッと帰っていく感じ」と聞きました。ん??? どういうことかしら?

へー、そうだったのか! と、感じた日本との違いをお伝えします。


結婚式の招待状はデジタル


韓国では招待状はデジタルが主流のようです。
メールで送られてきました。(ハングルなので詳しいことは分かりませんが、写真集のように見応えのあるものでしたよ)

招待状の1シーン、ドラマの女優さんと俳優さんのようなふたり

結婚式への招待は幅広い


一人ひとりの席が決まっているわけでは無いので、出席しやすい環境があるようです。日本同様に受付がありますが、ご祝儀を渡して食事券をもらうシステム。
特に引き出物のような準備はありません。

その分、ご祝儀もカジュアルな金額のようです。袋も簡素なものでした。

出席者の席は自由


雛壇に向かう花道(バージンロード)を中心に、向かって左側が新郎側、右側が新婦側のようでしたが、特に席が決まっていません。
座るのは空いているところでいいようです。(姉が係の人に声を掛けてくれたので、最前列で見ることができてよかったです)

式の時間が1時間弱と短い


日本との大きな違いだと感じたのは、結婚式と会食の会場が分かれていること。そのため、結婚式の時間は1時間弱と短いようです。

式の会場では結婚式と写真のみ。式が終わった後にビュッフェ会場へ行き会食。
ビュッフェ会場では、式が終わった順番に参列者が来て食べて、食べ終わったら勝手に帰るシステムのようです。

種類が豊富
お寿司が人気
サラダも豊富

日本では、部屋をひとつ貸切にして宴会の流れですよね。韓国では会食の会場には何組もの親族が順番に? 会食をしている状況なんです。
姉が「ワーッと来て……」と言っていたのは、このことだったみたい!?

出席者の服装はセミフォーマルからカジュアルでOK
姉は新郎の母親になるので、韓国式の正装のチマチョゴリを着ました。
なんかコロンとした感じで、可愛いですよね。


花婿の母はブルー系の色、花嫁の母はピンク系と決まっているようですね

私たち親族は特に決まりがないようで、カジュアルでもいいと言われて困りました。男性はスーツ(フォーマルでなくていい)女性はワンピースなら間違い無いということで、紺色のワンピースで出席。

たぶん、間違いない服装だったと感じています。
実際、友人や知人の中にはスニーカーの人も結構いましたよ。
祝福する気持ちがあれば、服装は二の次なのかも知れませんね。

結婚の誓いは人前式?

花道? バージンロードのようです。



結婚式は両家の両親が先に入場しました。祭壇のろうそくに火を灯すと結婚式が始まった知らせになるようです。
両家でお辞儀をします。

その後、花道? バージンロードを花婿が一人で入場し祭壇の前に。
後から花嫁が入ってくるのですが、途中まで花婿が迎えにいきます。
その後、ふたりが手を取り合って祭壇の前に進みます。


両家のあいさつ

新郎新婦は出席者に向かって、結婚の誓約書を読み上げます。
おそらく「幸せな家庭をつくります!」ハングルが理解出来ないので想像ですが。
会場は祝福する声やら口笛やらで大盛り上がりでした。

二人で結婚の誓いを読み上げます



花婿の父親が二人に祝辞を伝える、次に花嫁の父親へと続く。

その後、花嫁と花婿が花嫁の両親の前へ行きます。
最高のお辞儀に当たる、床に額をつける花婿。その後両親とハグをするのですが、おそらく「家族になります、よろしくお願いします」的なことを言っているのでは無いでしょうか。

新婦の両親への挨拶、次に新郎の両親への挨拶をします

結婚式での指輪の交換とか、盃で三々九度とかは一切なしなんですよ。

最後に親族一同で写真を撮り、その後、友人や会社関係、近所の方などと一緒に写真を撮り、食事の会場へそれぞれが向かいます。

結婚式の間、新郎新婦はずっと立ったままです。
結婚式自体は1時間弱、会食会場ではざっくりと場所を伝えられて、食べたいだけ食べてそれぞれが帰っていくという流れでした。

韓国の結婚式に出席して、感じたことをざっくりとお伝えしました。

日本の結婚式との違いは


・愛の誓いは目の前の人が証人
・祝福したい人は「お祝いに行ってもいい?」的な感覚で呼ばれている
・参列者の服装はカジュアル
・食事が合理的で無駄がない

時間は短いけれど、親から子への愛情、子から親への感謝の気持ちを肌で感じられる結婚式でした。言葉がわからないので、勝手な解釈でも理解できたように感じます。

家族との絆を大切にしている韓国の家族関係が新鮮であり、羨ましくも感じました。
今回、甥っ子の結婚式に参列できてよかったと思います。
祝福は万国共通、いつまでもお幸せに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!







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