episode.5「数字に囚われている人たち3」

将来スナックを開きたい、バニーガールをやっている23歳女の奮闘日記です🏃‍♀️
好きなことを綴ってます☺️

前回の続き。
水商売は、まさに数字に囚われやすい職業だ。
なぜなら、指名の本数や売り上げを常に競わされる仕事だから。常時、周りと比べられる。
あの子はいつも、指名を呼べてるとかシャンパンがどれぐらい開いてるかとか目に見えて分かる。
私の店では、年に2回総選挙という名の売り上げを競うイベントがある。某アイドルのCDの売り上げ枚数が投票になるのと同じで、こっちもシャンパンやボトルの売り上げが投票になって順位が決まる。そして、その中の上位7位までを1週間をかけてやっていくから、その1週間は1日も休まず出勤して毎日お客さんを呼ぶのに必死だった。どうしても、ランキングに入りたかった。だって、今まで何もできなかった自分が唯一得意なことだからそれを証明する何かが欲しかったから。でも、残念ながらランキングには入れなかった。営業終わりには、大泣きしてお兄ちゃんにLINEした。悔しすぎるって。なるべく人には弱みを見せたくないけどお兄ちゃんには見せられる。あまりにも、悔しかった。やっぱり向いてないのかもしれないとも思った。そして、数字で一喜一憂して、その人たちの応援してくれた気持ちを考えていなかった。
でも、その気持ちをもっと大事にして無下にしないために頑張り続けるのが使命なんじゃないかと思った。
その人たちのために何ができるかを考えてあげる事のが万人受けするよりよっぽど良い。
だから私は、数字には踊らされたくない。でもお金が無いと何もできない、やりたいこともできない。それは、しょうがないこと。そんなジレンマと闘って気づいたことは懸命に働いてお金を稼ぐために頑張るけど売り上げで自分の価値を決めないようにすること、自分を見失わないこと。これは、水商売やっている人が言うセリフではないかもしれない。なぜなら、数字が全ての世界だから。でも、私は自分のスタイルを貫いてそれに対する対価としてお金をかけてもらいたい。お金のためにスタイルを変えることはしない。
だから、私はお笑い芸人、音楽のアーティストや小説家、画家などの職業に憧れる。お金じゃなく、自分の感性、信じたもの、やりたいことを貫いてる人たちは本当に素晴らしい。

とりあえず、「数字に囚われている人たち」シリーズは終わりです!需要があればもう少し書きますし、気まぐれでまた書くかもしれないです。☺️

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