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2024/01/08 新たな巨大高速鉄道プロジェクト 、日本企業に勝機は? 気になる記事3選

こんばんは!

第4回目となる本日は、IT、インフラ、スタートアップに関する記事を紹介します。

1. Flipkart、年次予測で最 7%の人員削減の可能性

☕ひと言:

インドEC大手のFlipkartの従業員削減のニュースです。

IT企業のコロナ禍後の人員削減は、インドに関わらず、世界的に同様の動きが続いています。

別の記事より、FlipkartのFY2023の利益は、前年度比で42%増、純損失は9%減となっており、

FlipkartまたインドEC市場においては、好調の動きは今後も続くと思われます。

🍰要約:

Walmart傘下のFlipkartは、従業員の削減を行う計画であり、全体の5-7%減少する可能性があると報じた。

これは、現在実施中のパフォーマンスレビューの一環として、2023年3月から4月までに完了する予定。

過去2年間、Flipkartはこれらの削減を毎年実施しており、過去1年間に新規採用を凍結してコストを抑制していた。

一方で、2024年の公開株式発行の先送りの決定を見直す計画はないとされている。

大手のインドのインターネット企業は2021年に積極的に採用を進め、資金調達が記録的に行われたことを受けて、チームの合理化を進めています。

昨年9月、Flipkartは子会社のCleartrip(旅行)およびFlipkart Health Plus(電子薬局)の役職を合併・統合を実施した。


2.ビジョン 2047: 間もなく新しい巨大高速道路計画発表か

☕ひと言:

高速鉄道建設プロジェクト自体はモディ政権が誕生した2014年から公約として掲げてきたもので新しさはありません。

注目点はこれまでの契約体系を変更する、というところだと思います。

安倍元首相の肝いりの案件であった、ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道は、2017年日本が受注したものの、土地収用の問題で開発延々と進まず、去年にやっと裁判によって収容が認められたという出来事もありました。

2024年4月は国政選挙が予定されており、おそらくそれより前には計画は発表されると思いますので、引き続きウォッチしていきます。

🍰 要約:

モディ政権は、ビジョン2047「2047年(独立100周年)までの先進国入り」に盛り込まれた、新たな巨大高速道路建設プログラムが提案される。

政府はBharatmalaプロジェクトの一環として、2017年10月以来毎年1万キロメートル以上の国道(NH)を建設してきた。

この計画の目標は、74,942キロメートルの国道を建設し、そのうち34,800キロメートルが2022年9月までに承認された。

政府高官によれば、新しいプログラムでは、従来より迅速なインフラ整備の促進、訴訟を最小化するための契約変更がされる予定。


3.Startup India が1月16日にフェーズ IIに入る中、ディープテクノロジーに注目

☕ひと言:

1月4日に紹介した記事にもありましたが半導体は今後脱中国の流れの中で、インドの重要性は高まっていくと思われます。

そうした中で世界的トレンドである量子コンピューティング、人工知能というジャンルにも、より政府のサポートが入り、さらなるスタートアップが出てくることが期待されます。

🍰 要約:

政府は、Startup IndiaプログラムのフェーズIIを2024年1月16日に開始し、注力領域を半導体、量子コンピューティング、人工知能などのディープテックスタートアップを対象にすると発表した。

今年で8年目を迎えるこのプログラムは、フェーズIでは消費者向けサービスを提供するスタートアップが対象であったが、今後はディープテックが焦点となる。

ディープテックスタートアップへのサポートが強化され、税制やグローバル機関からの研究開発サポートなどさまざなサポートなどが予想されている。

2016年から2021年まで、41,000以上のスタートアップがこのプログラムを利用した。

政府はビジネスのしやすさ向上、資本調達の促進、コンプライアンスの簡素化を目指し、39のポリシーを改正し、ディープテックスタートアップが地方都市に進出することを奨励している。

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