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ボランティアをする意味

これをご覧の皆さんはボランティアをしたことがありますか?


カナダ政府公認の高校卒業認定プログラムでは、ボランティアを30時間行わないと卒業させてもらえません。

アメリカ、カナダの大学受験では高校でどんなボランティアをやっていたか、ということが大切だとも言われています。


私の周りの欧米人の友人は、必ずと言っていいほどなんらかのボランティアを行っています。近所の子供を学校から自宅に車で送ってあげる、子供キャンプの手伝い、ロータリークラブで地域に貢献、国境なき医師団のメンバーとして海外で医師としての活動、弁護士の知人は無料で法律相談、などなど。


私自身も、歩道の真ん中に立っている電柱を移動する活動(子供がぶつかってけがをするし、お年寄りが歩きにくいし。)、ママ友約10名で団結して、乳幼児を集めて絵本の読み聞かせボランティアをしたり、子育て支援の抜本的改善を区長に直談判したり、といろいろやってみました。

そして、自分がやってみて思ったのが、誰のためにボランティアをやるかというと、結局自分のためなんだとわかりました。

ボランティアをする前は、今までそこに存在しているインフラをただただ使うだけだったのに、ボランティアをすることによって、自分たちの町として、能動的に大事に思えるようになり、自分がこのコミュニティーの一員なんだという意識がうまれました。

そして、ボランティア同士ねぎらいあったり、お手伝いをした人からお礼を言われて、自分の心でほんわ~かとした甘美を味わえるのはボランティアならではのものだと思います。


アメリカ、カナダの大学が入学審査でやってきたボランティアの内容を重視するのは、「この学生は、うちの大学を自分の居場所として大事にしてくれるのだろうか?」「この学生は、うちの大学にどんな貢献をしてくれるのだろうか?」「この学生は、ボランティアをする歓びを知っているだろうか?」というのを見たいのだと思います。


何もマザーテレサのように命がけで戦地で看護をすることだけがボランティアではなく、身近なところでちょっとした助け合い、ボランティアはできると思います。

例えば公園に落ちてるごみをゴミ箱に捨てる、迷子になって泣いてる子供に声をかけてあげる、お年寄りの荷物をちょっとだけ持ってあげる、そんな些細なことだって、立派なボランティアですよね。


これをご覧の皆さんも明日、何かやってみませんか?
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