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【音楽遍歴】中学生の頃に聴いていた音楽①

はじめに

前回は、小学生高学年に聴いていた音楽について書いたので、今回は中学生の頃に聴いていた音楽、その中でも中学2年生までに良く聴いていた音楽や音楽にについての話を書いてみたいと思います。

中学3年生のときにのある出来事によって、音楽の趣味がそれまでとは大きく変わったので、その出来事以降の話は改めて書くことにします。

洋楽との出会い

以前にも少し書きましたが、中学生になった頃から、周りでThe Beatlesを聴くような友達が現れはじめたので、話を合わせるつもりで、父に"The Beatles 1962-1966"を買ってもらったのが洋楽とのファーストコンタクトでした。そのアルバムには結構聴いたことがある曲が多く、メロディ自体も親しみやすいものが多かったので違和感なく聴くことができて、その後も"Let It Be"やベストアルバムなどを買ってもらっていました。

ただ、既にThe Beatlesは解散していたので、当然ながら新しいアルバムが出ることはなく、またやっぱり少し古く聞こえる部分もあったので、徐々に違う洋楽も聴きたいという気持ちが出てきました。

60年代から80年代へ

「何か新しいものを聴いてみたい」という思いはあるものの、今のようにYouTubeやSNSがある訳ではないし、小遣いが潤沢にある訳でもないので、取りあえずタダで情報が取れそうなラジオを頼ることにしました。当時はまだMTVなどの洋楽を主体とした音楽番組は放送していなかったはずです。。

とはいえ、そもそも何の番組を聴けば良いのさえ分からない状況です。ただ、そこは友達から「土曜日の午後にFM大阪で洋楽のベストテン番組をやっているらしい」という情報をゲットし、それ以来「ダイアトーン・ポップス・ベストテン」を聴くようになりました。その番組はヒットしている曲を流す番組だったこともあって、当時洋楽初心者だった僕にも全ての曲が聞きやすく、またThe Beatlesのシンプルさとは違ったキラキラした魅力があり、一気に引き込まれて行ったことを覚えています。

当時は、第2次ブリティッシュインベイジョンが起こり始める頃で、「ポップス・ベストテン」でも、Duran DuranとかCulture Clubなどのイギリスのバンドが常にチャートの上位にいるような状態でした。その一方で、Christopher CrossJourneyNight RangerなどのアメリカのAORやロック系バンドもそれなりにチャートに顔を出していて、あまりアメリカとかイギリスとかジャンルを気にせず、ヒットしている曲を満遍なく聴いているという中学生の洋楽初心者にとっては健康的な状態でした。


Duran Duran

当時は"Hungry Like The Wolf"がヒットしてましたが、同じアルバム"Rio"に収録されていたイントロのシンセサイザーの音色が美しい"Save A Prayer"が一番好きな曲でした。当時はイギリス的(ってどんなものだろう)な感じが強いと勝手に信じ込んでいたDuran Duranが一番好きでした。

Culture Club

「君は完璧さ」という何とも言えない邦題が付いていた"Do You Really Want to Hurt Me"がヒットしてました。この曲が収録されていたアルバム"Kissing to Be Clever"は当時の僕にはちょっと小難しく、結局、この曲くらいしかまともに聴いていませんでした(アルバムが2800円した時代!)。逆に、この次のアルバム"Colour by Numbers"は全曲聞き込んだので、平均するとチャラかも!?

Christopher Cross

薄暗い裏道の角を曲がると、目の前に華やかな摩天楼が拡がるような展開を見せるこの曲が好きでした。ただ、映画の主題歌だったので、彼のオリジナルアルバムには収録されておらず、同じ時期にリリースされたピンクのフラミングが大々的にフィーチャーされたジャケットの"Another Page"を買って聴いていました。"All Right"はラジオでもよくかかっていたし、その後シングルカットされた"Think of Laura"も好きなバラードでした。


おわりに

少し経った頃、アメリカでMTVが開局して、色々なバンドでべらぼうな予算をかけたプロモーションビデオを作るようになり、それが日本の洋楽テレビ番組の増加にもつながりました。その頃は大阪に住んでいたこともあり、平日はサンテレビの「ポップベティハウス」、金曜の夜は「SONY MUSIC TV」、土曜の夜は「ベストヒットUSA」とか「MTV」など、メインストリームの洋楽を雑食的に聴いていた僕にとっては願ってもない環境が出来上がりつつあったことを覚えています。

そう、音楽の趣味が大きく変わった14歳の春までは。。。

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