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【ベストアルバム】 2023年11月度


はじめに

世の中は2023年の年間ベストアルバム発表の真っ盛りですが、この記事では2023年11月度に入手したアルバムから選んだベストアルバムを紹介します。サブスクリプション&ストリーミングだと「毎月入手した」のはどういうことかという気もしますが、取りあえず「毎月ダウンロードした」を「毎月入手した」としています。

今月入手したアルバム

まずは、今月入手したアルバムのリストです。今月は年末が近づいて来たということもあって、アルバム7枚とちょっと少なめ。その中でも、Mr. ChildrenShe Here Her HersVaundyKing Gnuと珍しく国内勢が過半数を占めています。アルバム以外では、フックの効いたメロディが趣味ど真ん中だったアカシックが活動を再開し、シングルを2枚リリースしたのは嬉しい出来事でした。

  1. The Greatest Unknown(King Gnu)

  2. Songs of Silence(Vince Clarke)

  3. replica(Vaundy)

  4. Spirit Power: The Best of Johnny Marr(Johnny Marr)

  5. Diffusion of Responsibility(She Her Her Hers)

  6. miss you(Mr. Children)

  7. Hadsel(Beirut)

今月のScrobble

過去30日間にMacとiPhoneで聴いた音楽をLast.fmにscrobbleした回数のチャートも載せておきます。

2023年11月に聴いた回数の多いアルバムトップ10

今月の1位は先日来日公演を行ったAlvvaysの"Blue Rev"。これは、ライブの予習のために聴きまくった影響ですね。ただ、2位も先月リリースのSofia Kourtesisで、今月リリースされたアルバムではBeiruitの3位が最上位。それ以外も、今月入手したアルバムはJohnny Marrのベストアルバムと月末ギリギリにリリースされたKing Gnuが入っているくらいで、普段とは少し傾向が違ったチャートになっています。

今月のベストアルバム

国内の強力なメンツが揃う中、今月のベストアルバムはBeirutの6枚目のスタジオアルバム"Hadsel"をピックアップ。前作"Gallipoli"では電子音への歩み寄りを見せていましたが、約4年ぶりとなる今作では様々な管楽器を用いた方向性に転換。

アルバムを通して、多種多様な楽器の音をレイヤードした楽曲群は彩りは豊かではありますが、カラフルではなく淡く地味目。遠くで演奏されている音楽をまどろみながら聴いているような印象の侵襲性の低い曲が多く、別の作業をしていると右から左へ流れて行ってしまう繊細さがある一方で、ジックリ耳を傾けると心地良い温かさをがあります。

ギターレスやドラムレスの曲が多い中、アコースティックギターとソフトな管楽器の音を中心に構成された"So Many Plans"、パーカッションが主役でその奧で管楽器が穏やかに鳴らされる"The Tern"など、通常のポップミュージックのフォーマットとはちょっと異なるテイストを持ち、気付くとリピートしてしまう中毒性を持った不思議な作品。

おわりに

12月にリリース予定のアルバムで惹かれるのは21年ぶりのスタジオアルバムとなるPeter Gabrielの"i/o"。既に聴いていますが、彼の年齢諸々を考えても、驚くほど瑞々しく、"So"以降のアルバムの中では一番気に入っています("So"から"i/o"まで2枚しかリリースしてないけど)。

「毎月のベストアルバムを持ってきたら年間ベスト10の記事は簡単に作れるかな」と思っていましたが、リリースのタイミングやリリース当初それ程聴いていなかったけど結構良いアルバムもあって、選出に手間取っています。あと2週間くらい改めて聴き込んで、50歳代の偏ったベストアルバムのリストを作りたいと思います。

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