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【ベストアルバム】 2023年4月度

はじめに

昔話ばかり書いているのも何なので、毎月入手したアルバムの中からベストアルバムを紹介していきます。サブスクリプション&ストリーミングだと「毎月入手した」のはどういうことかという気もしますが、取りあえず「毎月ダウンロードした」を「毎月入手した」としています。

今月入手したアルバム

まずは、今月入手したアルバムとEPのリストからです。今月は珍しく日本のアーティストのアルバムが多く、入手した11枚の内、4枚が日本のアーティストの作品でした。

  1. Industrial Complex(Nitzer Ebb)

  2. the record(boygenius)

  3. The Overload(Yard Act)

  4. Kimochy Season(Lucky Kilimanjaro)

  5. PINEAPPLE(斉藤和義)

  6. last aurorally(凛として時雨)

  7. Lost EP(Pet Shop Boys)

  8. New Neighbors(Homecomings)

  9. Stereo Mind Game(Daughter)

  10. Fuse(Everything But The Girl)

  11. First Two Pages of Frankenstein(The National)

今月のScrobble

過去30日間にMacとiPhoneで聴いた音楽をLast.fmにscrobbleした回数のチャートも載せておきます。

2023年4月に聴いた回数の多いアルバムトップ10

今月は4月頭に入手したboygeniusの"the record"が1位で、4月末ギリギリに入手したThe Nationalの"First Two Pages of Frankenstein"が10位に滑り込みで入り込みました。The Nationalはもう少し前にリリースされていたら、トップ5に入ったような気がします。そして、日本のアーティストではHomecomingsの"New Neighbors"が最上位の4位でした。

4月は坂本龍一の訃報の影響と、この記事を書くために昔のアルバムを聴き返す回数が多かったので、4月に入手したのに上位に入っていないアルバムが多いというちょっとイレギュラーなチャートになっています。

今月のベストアルバム

ダントツのアルバムがなく、上位拮抗という感じだったのでかなり迷いましたが、今月は再生回数と同じくboygeniusの"the records"がベスト。

既に色んなところで紹介されているので今さらですが、boygeniusは2018年に結成された女性3人組で、このアルバムは2018年にリリースされたセルフタイトルのEP"boygenius"以来4年半ぶりとなるデビューアルバムです。

リードシングルとなった"$20"のように、時にはUSインディーズっぽくザックリと、また"Cool about It"のように、時にはデジャブ感強めに聞かせる多彩なアレンジの楽曲群は良い意味で分かりやすい内容。人懐っこいメロディを圧倒的なコアコンピタンスとして、それらを丁寧に仕上げた若き職人感。

丁寧に仕上げたと言っても、完全に磨き上げていないところがポイントで、ザラつき感とメランコリックなメロディとの相性も抜群。それぞれがリードボーカルを取れるのも強みで、曲毎の手触りを変えることで、最後まで飽きることなく聴くことができました。

おわりに

HomecomingsThe NationalDaughterのアルバムの出来も良く、同じような音の肌感覚を持った作品の中で、僅差でboygeniusがベストになったという感じでした。特に、The Nationalは良いアルバムだと思うんですが、boygeniusとは逆に磨き上げ過ぎた感じが強く、もうちょっと攻めて欲しかったところ。

あと、24年ぶりの新作リリースとなったEverything But The Girlは、エレクトロニカ一辺倒だけでなく、初期〜中期にかけてのアコースティックっぽい曲もあったので前作のような違和感や拒否感もなく、結構楽しめました。こちらももう少し聴き込むと印象が大きく変わってくる可能性ありです。

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