「速球」が投げられない人は「チェンジアップ」を練習すれば良い。

 こんな写真を使わせて頂いておいて、日本シリーズは全く見ていない。まあでも、ヤクルトが優勝したのは知っている。おめでとうございます。そして今日のタイトルだが、先日ある歌の学生がリンキン・パークの曲を歌っていた。そこで僕が「何か自分でもっとこうしたいなと言うのある?」と彼に質問すると「サビをもっとパワフルに強力に歌いたいです」という回答が帰ってきた。

 その時には全く思いつかなかったし、その子はそもそもパワフルシャウターなのでそれで良いと思うのだが、そうでないとしたらむしろサビ以外のパワーを落として、サビとメリハリを付けてしまうという方法もあるはずだな、なんて事をふと思った。

 野球のピッチャーだとして、どうしても120キロ以上の速球が投げられないピッチャーが150キロを目指して練習するよりも(そもそも苦手な速球を投げると言う事に時間や労力を使うよりも)、逆に90キロの超スローなチェンジアップを練習して、その緩急で打者を打ち取ると言うスタイルに変化して行ったほうがずっと良いのではないか。

 僕も含めて、我々はどうしても「欠点の克服」と言うファンタジーに陥ってしまいやすい。そうではなくて「得意なところを伸ばしていく」。これを徹底的にやって行きたいな、なんて改めて思う秋の夜長なのであった。あっ、失投!? 「カキーン!」

*恥ずかしながらボーカルの教則本を書いております。

*そしてベースの教則本も。


*ついでに今日のnoteに関連していそうな本のリンクも貼っておきます。


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