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牛乳を飲んでるときに笑わせてくるんですけどにはこう答える

牛乳飲んでる時に笑わせてくるんですけど

担任の先生なら、この相談何度も受けたことがあるんじゃないでしょうか?
私も、どんなクラスを担任しても毎年相談を受けました。低学年から中学年では、それはもう頻繁に。

ちょっとやんちゃな子たちは、無意識的にみんながちょっと嫌がる事をして注目を集め喜びます。注意喚起行動です。みんなが嫌がるという反応自体が報酬となっているので、みんなが騒いだり、過剰に嫌がったりして反応することは逆効果になります。

ところが、それがわかっていない若い頃のわたしは、次のように真面目に、真正面から指導を行なっていました。

若い頃のわたしの対応

次郎:先生、太郎君がぼくが牛乳を飲んでいるときにやめてって言ってるのに笑わせてくるんですけど~。

先生:それは困ったね。しょうがないなぁ。太郎くん、ちょっとおいで。太郎くん周りのみんなが困ってるよ。次から絶対にやらないでね。いい?わかった?

太郎:は〜い😑

と指導をしていました。
これ、やっている子は「は〜い」と返事をしながら、またやるんですよね💦。周りの反応を見て楽しんでいるだけで、そんなに悪いと思ってないので・・・。周りから嫌がられるという注目をもらっているので、その報酬欲しさにまたやります。

ユーモアを使った鉄板指導法は

今は、こんな風にユーモアをもって答えるようにしています。今の所、この声掛けで失敗したことは一度もありません。鉄板ネタです。

次郎:先生、太郎君がぼくが牛乳を飲んでいるときにやめてって言ってるのに笑わせてくるんですけど~。

先生:そうなんだね。それは大変。ねえねえ、みんな、牛乳飲んでるときに笑わされたらどうなる?

みんな:そりゃ、牛乳吹き出しちゃうよ~。

先生:吹き出しちゃうよね。誰でもわかるよね。

みんな:うんうん。

先生:吹き出しちゃうって、わかっててやってるってことは、きっと牛乳をかけてほしいんだよ。だから吹き出しちゃえばいいんじゃないかなぁ😄(ニコ)

みんな:そっかーなるほど~。

となったところで、

先生:ね、太郎君。(イタズラ顔で)牛乳かけてほしいんだよね?😁
太郎:😳(ギクッ)

とユーモアをもって切り返します。これで太郎くんは牛乳を飲んでる最中に笑わせる事をやめます。

注意喚起行動には真正面から反応はしないほうがよいです。やんちゃな子どもたちにとって、大人や周りが騒ぐという反応は報酬になります。斜め上のユーモアで対応しましょう。

もちろんアレルギーのある子への配慮は必要ですし、実際に相手に牛乳を吹きかけるようなことになってはいけません。そこの見極めはしっかりとしてください。

まとめ

・やんちゃくんの「牛乳飲んでる時に笑わせる」はただの注意喚起行動
・注意喚起行動には真正面から取り合わない
・真正面から取り合うと負の注目が報酬になる
ユーモアをもって斜め上の対応を

ちょっとやんちゃな子どもたちは、日々、大人はこんな風に困るだろうなぁと行動を起こしています。そのときに、こちらがうろたえたら思うつぼです。斜め上の返しができるとうまくいきます。そこに、ユーモアがあれば最高です。

ぜひ試してみてください。
うまくいったら教えてもらえるとうれしいです。

ユーモアを使った指導法については、下のマガジンにまとめています。よかったら登録を。

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