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もう大してアニオタでもない自分

「お前どうせアニメとか見とるんやろw」
中学の時、クラスの嫌いなサッカー部くんに言われた言葉だ。当時の俺はなんて返したかちゃんと覚えてないけどなんかヘラヘラしてたと思う。そんなことを言われるくらい俺は典型的な陰キャだった。ところで陰キャ=アニオタみたいな図式は今も根強く残っている。実際そのころの俺は自他共に認めるアニオタだったんだと思う。

アニメが好きな中高時代

いつごろから深夜アニメを見始めたかは覚えてないけど年の離れた姉の影響で小学校高学年にはすでに見ていたと思う。当時見ていたのは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(通称俺ガイル)」「さくら荘のペットな彼女」「はたらく魔王さま!」みたいな割としっかりオタク向けのやつだった。ちょうど同じ時期に親がノートパソコンを購入しニコニコ動画を見始めたこともあり俺のアニメ好きは激化した。
中学になると似たようなアニメ好きの友達ができて休み時間に今期のアニメについて話したりした。
中学や高校では部活をやっていたこともありアニメを見る時間は朝ごはんの時と休日くらいだったが、それでも俺は毎クール10本以上のアニメを録画しては見ていた。
大学に合格して、中高より圧倒的に時間ができたことやアマプラに登録したこと、無料配信の拡充で以前よりアニメを見る環境が整うようになった。
しかし俺は以前のようにアニメを見なくなってしまった。

モチベーションの欠如

まずアニメを見る気力が湧かない。中高は限られた時間で毎クール10本以上追っていたのに、今では2~3本追うのもキツい。見始めても何回も止めてしまったり、一度見るのをやめ日を改めて何日もかけて一話を消化することもしばしばある。またアニメに対する感じ方も変わった。昔は平気で見れた(何ならかっこいいと思っていた)なろう系のノリも今ではキツいと感じることが多くなったし、今ではよっぽど評判が良い作品でないとなろう系アニメは見なくなってしまった。リゼロとか今見始めたら1話で切ってると思う。一人の男主人公を色んな髪色の美少女ヒロインが取り合う異世界転生ものとかもう見てられないんだよな。

話題作しか見れなくなった

じゃあその2~3本ってなんだよと言うとみんなが見ている作品。去年だと「リコリス・リコイル」とか「ぼっち・ざ・ろっく!」みたいなの。みんなが評価している作品はやっぱり面白いし継続して見ることが苦痛ではない。だけどそういう作品だけ見てるのってアニオタなのかなって思う。幅広く作品に興味持ってある程度の本数継続して自分で面白いかどうか決めるのがアニオタなんじゃないかって謎のこだわりがあるのだ。
俺は自分が最初から見始めなかった作品が人気になると悔しく感じる。なんか話題についていけてない感じがするからだ。だから「鬼滅の刃」もぼざろも最初見てなくてしばらく逆張りしてた。でもこういう作品も見てみるとやっぱり面白い。人気になるだけの理由がある。自分は話題作をちゃんと楽しめる側の人間だと気づいてからは評判を確かめてから見るようになった。

オタクをやることのすごさ

多くの人が想像するアニオタってアニメグッズ日頃からつけまくってイベントに足繫く通ったりするような人だろう。でもそういう人ってマジで凄い。自分はアニメグッズを買う気もイベントに行く気も無い。円盤買うなんてもってのほかだ。そんな何の金もコンテンツに落とさない、大してアニメも見ない自分はアニオタなのか疑問に感じてきた。多分こういう人は結構いるしマス層なんだろう。陰キャにもランクがあってアニメとかアイドルとか熱心に応援できる人は光の陰キャだと思う。人生に何か情熱を感じられるものがあるから。自分みたいに無趣味でアニメ見るってもそこまで見る訳でもないお金も使わないような陰キャの中でも生きててしんどいやろなってタイプなんだろう。なんか生きがいを見つけないといかんね。

ちなみに今期は無職転生と呪術廻戦とブリーチの二期を見ます。なんか面白いのあったら教えてください。

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