映画化してほしい足利将軍 24.03.11

本棚整頓で思い出したことシリーズ。
それは滋賀に室町幕府が置かれたうちの一回の将軍、9代足利義尚
義尚であるといわれている肖像画が2点残っていますが、そのどちらもが足利尊氏のものという伝承だそうです。よく知られている尊氏像は実は尊氏ではないらしいので、実際本当の尊氏の肖像かもしれませんが、義尚も眉目秀麗であったという記録があり、肖像画もかなりのイケメンです。

滋賀に室町幕府が置かれたあと二回は、近江源氏佐々木六角氏つながりで、12代足利義晴の観音寺山桑実寺の仮幕府、義晴、13代義輝の時の湖西の朽木で政務をとった時も仮の幕府であったと言えるかもしれません。

まあそれはそうと、義尚は25歳という若さで亡くなっているのですが、日野富子という強烈な母親のもとで翻弄された人生をドラマ化してくれないかな、いつか大河に、とか思ったら母親の日野富子が主人公の大河「花の乱」でちらっと出てきてたんですね。ちなみに義尚役はTOKIOの松岡さんだったらしいです。

義尚は病死ということになっていますが、実際病死だったらしいですが、同性愛にふけってのめりこみすぎて生活が乱れた結果という話もあり、その人生を描いてみたら日本版の「エドワードⅡ」といえるものになるかもしれないと思うのですよ。

ここまで書いたところで大島渚監督の「御法度」を思い出しましたが、また違ったコンセプトの作品だと思うので、室町美術や近江の情景などを盛り込んだ退廃的な映画を撮ってくれる人はいないだろうかと妄想しています。ただ、舞台となる地の自治体が猛烈バックアップすると思いますが、それも気まずくなりそうな作品になりそうなのでそこが問題。エドワードⅡのように超低予算で舞台っぽいロケーションで撮ってもらうのも一興ではあります。
むしろその方がいいのかもしれない。

今思いましたが、新作能でもいい。
でもいいって私何様。誰が作るねんと。
でもお能がいい、当然ながら世界観的にもぴったりですし。
映画にするにしても、能を意識したものにしてくれたら最高。
タルコフスキー風なものになりそうな気もしますけどね。

というたわごとでした。
おやすみなさい。

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