保存樹木がマンション建設で伐採された

世田谷区のマンション建設により、大けやきと桜が伐採されました(正しくは元・保存樹木。売…

保存樹木がマンション建設で伐採された

世田谷区のマンション建設により、大けやきと桜が伐採されました(正しくは元・保存樹木。売主が登録解除をすることが条件でディベロッパーが買取)。20mをこえる大きなけやきと桜は近隣の人から長年愛され守られてきましたが、住民への周知もほとんどなく突如切られることに。

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【世田谷の保存樹木】マンション事業者により伐採が決行。区も、企業も、町も、誰も守らなかった

(これまで時系列に書いていましたが、連休に入る前の4月26日に伐採が決行してしまったので、そのことを先につづります) 突如、始まった保存樹木との戦いでしたが、どうあがいても守りきれず…、12日目にして切られてしまいました。後悔ばかりが残ります。 マンション建設の計画を知った時に、どうして保存樹木のことを確認しなかったのか。登録解除されていたことを知ったら(そもそも登録解除ができるものなんてことすら知らない)、そこからでも世田谷区に掛け合うなり、有識者に意見を聞くなり、署名

    • 【世田谷の保存樹木が伐採③】区も企業も本気でみどりを守ろうとしているのか。保存樹木制度の抜け目

      保存樹木の伐採を決めたディベロッパーであるオープンハウスに対して、近隣住民の声と起案書をお送りした翌日(経緯はこちら)、お昼に早速担当者が来られました。「敷地内樹木の撤去に関する再周知」として、署名された方々を回って説明にまわっていたようです。 法的拘束力がない中で、どうやって守るのか「昨夜送られました、起案書と署名を確認しました。『中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例』に則り、関係住民の方からのご要望があったので説明会は開催します。しかし、この条例はこれか

      • 【世田谷の保存樹木が伐採②】近隣の声を聞きながら署名を集め、再検討を起案

        代替わりのため保存樹木登録を知らぬ間に解除され、マンション建設によって伐採されようとしている大けやきの木(詳細はこちら)。近隣の方々はどのように思っているのか、同じような思いのある方がいらっしゃれば、その声はまとめて届けるしかない。とにかく急いで隣接区域・関係区域の方々を中心に、伐採翌日に意見を聞いて回りはじめました。 「え、あんな大きな木切られてしまうんですか?」自分ではじめるのは初めてで、手探りではじめた署名活動でしたが「声を聞きたい」一心でとにかく動くことに。「樹木伐

        • 【世田谷の保存樹木が伐採①】町の人から愛されたけやきと桜の伐採が突如始まった

          世田谷区は都心近くにありながら、緑や自然を日々感じられる素晴らしい町です。緑だけではなく、春先にはヒキガエルや夏にはたぬきが駆け抜けていく、そんな景色も珍しくありません。 そういった自然が身近に感じられる町が気に入って10年前に引っ越してきました。 仕事場にしている部屋からは、目の前に大きな20mを超えるけやきの木があり、四季を感じさせてくれます。 子どもたちもこの木をみながら毎朝目覚め、一緒に大きくなってきました。そのけやきは世田谷区の「保存樹木」として指定されていたので

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