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学び続ける人材マネジメント Vol.3

こんにちは。りえ@キャリアコンサルタントです。今日は2022年2月18日(金)、100日チャレンジ57日目です。

坪谷邦生さん著「図解 人材マネジメント入門」

前回、前々回の記事に続き、「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)からの学びをアウトプットしていきます。こちらの著書をテーマにしたnoteは今回で3記事目(Vol.3)となりますが、Vol.1に続きVol.2も坪谷さんが見つけてくださいました。twitterでシェアまでしてくださって、本当にありがとうございます・・!坪谷さん、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!!

なんと本日、坪谷さんの新著「図解 組織開発入門」が届く予定です ♪ (Amazonからも発送通知がありました。楽しみです!)

報酬

今回と次回にかけて、「報酬」について書いてみたいと思います。

Chapter3.賃金・退職金(外的報酬)
Chapter4.働きがい(内的報酬)
「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)より

報酬には「外的報酬」と「内的報酬」があります。今回は、Chapter3.賃金・退職金(外的報酬)の中から、印象に残った点や個人的に感じたことを記録したいと思います。

外的報酬

・働くことで外(企業)から与えられるもののことを「外的報酬」と呼びます。
・昇進する、社会的な地位につく、大きい椅子に座れる、秘書がつく、福利厚生、なども含まれます。
・「賃金」は最も重要な外的報酬です。
「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)60頁より

「報酬」と聞いてまず頭に浮かぶのは「賃金」ですが、「昇進」や「大きい椅子に座れる」ことなども外的報酬に含まれるのですね。また、外的報酬が「外から与えられるもの」と定義されるならば、「内的報酬」は「内から沸き起こるもの」になるのでしょうか?・・ということで、次のChapter4.「内的報酬」を見てみました。

内的報酬とは、仕事そのものから生まれる報酬のことです。仕事にやりがいがあること、キャリア開発の喜びを感じること、職場の仲間や仕事で知り合った人たちとの人間関係から得られた社会的満足、などです。
「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)86頁より

内的報酬は、仕事から得られる「やりがい」「喜び」「満足」といったものになるのですね。外的報酬は「与えられるもの」「形があるもの」、内的報酬は「感じるもの」「形がないもの」と理解しました。

目指すべきは「満足ではなく納得」

Chapter3.での一番の学びは、この部分でした。

・外的報酬が足りないとき人は不満を持ちますが、過剰に与えられたとしてもモチベーションはあがりません。
・企業が分配できる原資には限りがあります。つまり外的報酬は「満足ではなく納得」を目指すべきものと言えるでしょう。
「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)60頁より

外的報酬は「満足ではなく納得」を目指すべきもの。では、外的報酬(賃金)に納得してもらうために必要なことは?

賃金の納得感を作る4要素
①正しく設計された等級
②公平感ある評価結果
③透明性の高さ(公開されている)
④丁寧な説明
「図解 人材マネジメント入門」(坪谷邦生さん / 著)73頁より

賃金がどうやって決められているのか、その決定プロセスが公開されており(③)、等級(①)と評価結果(②)を根拠として、丁寧に説明されること(④)によって、納得を得てもらうことができると解説されています。

みなさんは、ご自分の賃金がどうやって決められているかご存知ですか?私は、給与計算も担当する総務部に10年間在籍していたものの、あまり給与に関心がなく、担当者におまかせ状態でした(もらった給与明細もろくに見ず・・)。

そんな私が、「私の給料ってどうやって決めているんだろう?」と強烈に意識し始めたタイミングがあります。それは、働き方が変わったときでした。フルタイム正社員から、育休明けに人事異動とともに短時間勤務になったとき。その後、「働き方改革」と称して転職し、パートタイマーになったとき。働き方が変わると、感じ方がこうも変わるんだなと。同じ状態が続いていたら、きっと思考停止していたと思います。そう思うと、育休をはさんだことや、人事異動によって管理部門の外側に出たことはよいきっかけとなりました。

まとめ

「日本の賃金決定の仕組みは複雑で有機的」(76頁)と書いてありましたが、欧米に比べると複雑な仕掛けになっていることも本書を読んで理解しました。事務が好きな自分でも、賃金体系は苦手な分野・・(これって企業の担当者さんも感じている方がいるのではないでしょうか)。それでも本書ではすらっと読めてしまいました。前回の「人事評価」や、次回以降へと続く「働きがい(内的報酬)」「等級」と併せてもう一度読み返したいChapterです。知識が繋がっていくことが楽しみです。

Vol.1とVol.2の記事もよかったらぜひ!


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