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僕は友達が少ない

と自負していた。はずだった。しかしそうでもないようだ。
 7年来の友人からLINEが来た。たわいもないという形容詞のためのような会話がある。まず開口一番「わあ」と驚いたものだから。
 定量的に友人が少ない自覚のある自分は、いたたまれなくなる。「何か、有意義ない話題を提供しなければならないのではないか?」と。な、何か事務的な用事が..?要件を言ってくれたまえ、と口が滑りそうになってしまう。
 なぜって、数ヶ月前にこの人に連絡したのは職に関することだった。ある業界に詳しいから、質問したその事務用事な訳だった。
 それ故、唐突さとなんでもなさが嬉しいと素直に感じた。あ、僕にも友達が、となぜが一人称も変わる。そうして近況の取り止めもなく、最近リバイバルしてる音楽について長々書いてみた。 が、送って気づいた。たぶんリアルタイムでチャットする需要でLINEをよこしてくれたのかも、と。あーあ。私も私で平気でLINEの返信をしないまま1日放置したりするのだ。

 そんなわけで源さん。お便りのお返事くださいな。
 

ーなぜヨックはアニメに詳しくないのに「はがない」を知っているかというと、大学の部活の先輩がその当時’00年大アニメのスーパー視聴者で、アニメのタイトルとあらすじは一通り教えてくれたのだ。おかげで社会に出て上っつらの話題としてとても助かっております。先輩ありがとう。ー


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