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不安をガソリンにするのは、燃費が悪い

あなたが仕事をするときのガソリンは何か。

「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」という不安?
それとも、「いいものをつくろう」「仲間と楽しくやろう」というポジティブな気持ち?

わたしのガソリンは前者だ。とにかく安全に進行させたいといった不安が多い。先日BOSSとの1on1で「きっちりしてますね」と言われたけれど、おそらくそれは「事故りたくない」って不安が強いから、きっちりしているのだ。

年末や年明けに向けての仕事が佳境を迎えてきた。さらにいくつかのプロジェクトが動き出しそうで、今でさえいっぱいいっぱいなのに、これ以上できるんだろうかと思う。いちにちが終わったあとは「全然できなかったな」と、減点法で自分を見てしまう。気持ちに余裕がないのがわかる。

が、しかし、だ。

仕事終わりに散歩をしていて、ふとこう思った。
「不安をガソリンにするって、燃費が悪くない?」と。

「うまくいかなかったらどうしよう」と、心のどこかで起こってもいない不安のタネを持ち続けて働くのはものすごく燃費が悪い。ずっと不安が自分のリソースを食っている。

それよりも、
「新しい人と仕事ができるのは楽しいな」
「新しいスキルが身につくのはうれしい」
と、未来に対してドキドキワクワクしながら働いたほうが、いい時間を過ごせるだろうなぁと思ったのだ。

どうしてそう思ったのか。この忙しさで来月どうなっているかわからない中、それでも、淡い期待があるのだ。「どうなっているかわからない自分」を見てみたいな、と。きっと乗り越えられるんだろうなという根拠のない自信。

大変だろうけど、そこで出会える人や得られる手応えはかけがえのないものだろうから。これを乗り越えたらきっと見える景色がちがうんだろうな、なんて思う。だからもう地道に、できることをひとつずつ積み上げていく。


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