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noteはほぼ日記を書いています。

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最近の記事

「ただ存在する」人になる 水中の哲学者たち 永井玲衣

哲学研究をされている永井玲衣さんのエッセイ。 「水中」とタイトルにつくとおり、なんだか海の中を潜っているような感覚になる一冊。 考えることって楽しい。他の人とちがったり、間違っても全然大丈夫だよ〜!とこの本を読んでいると思えるようになるから不思議。 このエッセイの「存在のゆるし」という章で、「ただ存在する」活動をはじめた、という一節があった。 ただ存在するだけが苦手な私たち。オードリーの若林は、「楽屋の中でペットボトルのラベルを読み込んでいる」そうだ。そうすると、「ペット

    • なりたい自分になる勇気

      「なりたい自分像」を考えていた。まわりの素敵な人のことを思い浮かべながら、誰を目指していこうかな、と。 転職活動をしていたときに出会った会社の役員や人事の方。何度もお会いして、真摯にわたしのキャリアを考えてくれた。あの真っ直ぐさには胸がキュンとした。 今のチームのリーダーとボス。人のモチベーションをあげるのがうまい。上に立つ、というより、相手の能力を引き出そうとするところ。 前職の同僚。趣味と仕事が地続きになっていてなんだか健やかなところ。 みんなストイックで、けれど

      • 交互浴の効果。

        なんか気持ちがくさくさしていたので、気持ちをすっきりさせたいと、ずっと気になってた最寄り路線の銭湯へ。なんでこれまで行かなかったんだろうか、と思うぐらい最高に気持ちよかった。 お風呂と水風呂の交互浴を7ターム繰り返した。2ターム目ぐらいからどんどん気持ちよくなっていく。水風呂に入っていると、喉からすっと冷たい空気が出ていった。 お湯に入っていると、朝からもやもや考えていたことが頭の中に浮かんでは消える。もう大人なのにずっと同じところでぐるぐる悩んでいる私。わかっているのに

        • 触れる

          誰かが作ったモノに触れる。心が温かくなる。 こんな素敵なデザインをしてくれてありがとう、と思う。 もっともっと喜びを伝えたいけどこんなに表現していいんだろうか? と思い控えめにしたのが悔やまれるー! オンラインで伝わらないもどかしさ。 こんなにすばらしいモノを作れるデザイナーさんほんとすごい、と思う。言葉から、デザインへ昇華させる力。手触りがあるものを作れること。 誰かが作ったモノに触れる瞬間が好き。

        「ただ存在する」人になる 水中の哲学者たち 永井玲衣

          生き様ラジオ

          美容師のお姉さんとは好きなお店やラジオ、音楽といった趣味が合う。ラジオの話になって、Creepy Nutsやオードリーのラジオが好きな理由を彼女は「生き様ラジオだから」と言っていた。 生き様、と聞いて、彼らのラジオが好きな理由の解像度があがった気がした。 彼らのラジオをずっと聞いていると、悩んでもがいて大人になっていく(もう大人だけどさ)姿が伝わってきて。彼らと一緒に自分もがんばろう、という気持ちになるのだ。

          生き様ラジオ

          不安をガソリンにするのは、燃費が悪い

          あなたが仕事をするときのガソリンは何か。 「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」という不安? それとも、「いいものをつくろう」「仲間と楽しくやろう」というポジティブな気持ち? わたしのガソリンは前者だ。とにかく安全に進行させたいといった不安が多い。先日BOSSとの1on1で「きっちりしてますね」と言われたけれど、おそらくそれは「事故りたくない」って不安が強いから、きっちりしているのだ。 年末や年明けに向けての仕事が佳境を迎えてきた。さらにいくつかのプ

          不安をガソリンにするのは、燃費が悪い

          香る

          4月以来フルリモートとなり、3食自炊をしていた。キッチンにいる時間が、人生でいちばん長かったと思う。 外に出ればマスクをしていた今年。いちばん飢えていた感覚は「嗅覚」だな、と思う。 だから、 ごま油で生姜を炒める。 じゅわじゅわと熱したオイルにクミンを落とす。 ご飯を炊いてふたをあける。 料理からの香りを感じると、「戻ってくる」感覚があった。 どこへ? よくわからないけど、自分自身が持つおぼろげな感覚へと。 何でそれを書こうと思ったかというと、野菜スープを作っていて

          香る

          言葉をもらう

          気づいたら年末みがすごい。これほどまで疾走感を感じたことはないな、と思う。 脳内が年末モードになっているのか、散歩していると1年の総括をしてしまう。で今日ちょっと考えたことを書く。 たくさんの言葉をもらった1年だったと思う。 言葉といえば、例年は印象に残った本の振り返りをするけれど、本の言葉以上にリアルに触れた言葉の印象が強い。 特に、今年は転職活動をしたこともあり、転職活動中に出会った人にかけてもらった言葉が財産だなぁと思う。その言葉があるから一歩前へと進める。

          言葉をもらう

          note300日

          今年に入って毎日noteを書いてきた(正確には1日だけ書かなかったことがある)。 そもそもnoteを毎日書こうと思った理由は、その日の自分の考えをちゃんと残しておきたいと思ったから。また、「毎日」書くことを通じて文章がうまくなればいいなぁとも。ぼんやりとした考えに輪郭を持たせたいな、と。 300日ちょっと書いてきてどうか。毎日書く、という習慣は手放してもいいかなぁとも思った。仕事がかわりnoteを書く余裕がなくなってきて、というか、インプットの時間が減ってきたので書くこと

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          間合いと賞賛

          武田鉄矢さんがラジオで「間合い」について話していた。 そもそも間合いとは何か。 1 隔たり。「間合いを詰める」 2 適当な時機。ころあい。「間合いを見計らう」3 舞踊・音楽などで、調子や拍子の変化する間のわずかの時間。4 剣道で、向かい合った両者の隔たり。 「ソーシャルディスタンス」という言葉を聞かない日はなかった今年。武田さんの話を聞いて、日本にはもともと「間合い」って概念があったんだなぁと思う。 「間合いをとるのがうまい」とか「距離を縮めるのがうまい・下手」なんて使

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          久しぶり出社

          久しぶりに出社する。 ジャケット着たらなんか会社員コスプレ感。 エレベーターで一緒になった人の会話。 たぶん飲み会にいく前なのかな、上司が 「○○さんは肉と魚どっちが好きかな〜」なんて聞いて、部下は「肉です!」って答える。 そうそうこんな、オフィスっぽい会話聞きたかったの!!って。 年末の疾走感はんぱないけど、 一気にメンバーとの距離が縮まってうれしい。

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          温度をアゲる

          私は、好きなものについて表現するときに「温度」や「温度感」、「体温」って言葉を最近よく使うなと気づいた。そして、「気持ち」って言葉も、だ。 このコスメは気持ちがアガる この人の言葉には体温がこもっている 使っていて気持ちが高揚する など。どうしてこういう言葉をよく使うんだろうと考えた。 それは、コスメや服、本の買い物といった、日々のちょっとした選択を「気持ちがアガるもの」を選んでいるから。 だから、それらについて書くときには自然と「気持ちがアガる」という言葉を選ぶ。

          温度をアゲる

          物欲とコンテンツ欲

          物欲が、止まらない。特にコスメ欲。 ちょうど今はウインターコフレの発売と春の新作が入り混じる時期。毎日友だちとこの新作超かわいい!!!なんてLINEのやりとりを永遠にしている。 物欲には波があるな、と思った。 物欲がないときは、本を読みたいとか映画がみたいといった、「コンテンツ」のほうへ自分の気持ちが向かっている。 ちょうど3カ月ぐらい前にこんなnoteを書いていたので、クウォーターごとに物欲とコンテンツ欲が入れ替わる、ということか。 女性は1カ月の間でのホルモンバランス

          物欲とコンテンツ欲

          VERYのコピー変更に思う、2020年末の女性誌をとりまくムードとは。

          本屋の女性誌コーナーの見出しを見ていて、気がついたことがあるんですね。それは、どんどん女性は「自分で自分を幸せにしよう」というムードになっているな、と。 たとえば、こんな見出し。 「ハッピーはわたし次第」(VERY) 「変わる私を楽しむ美容」(MAQUIA) 「自分を幸せにする60の方法」(SPRiNG) 「もっと、自分ファーストで」(with) 中でも興味深いな、と思ったのはVERY。表紙上のVERYロゴの左上にある、コンセプトも変わっていた。 変更前「基盤のある女

          VERYのコピー変更に思う、2020年末の女性誌をとりまくムードとは。

          嗅覚を取り戻す。

          ノーラ名栗というアウトドア施設にあるテントサウナへ。 テントサウナは、テントの内部に薪ストーブがあり、ストーブの熱で内部を温めるというもの。 「熱波師」と呼ばれるスタッフがテントの中へ入り、ストーブの上部に置いた石に、ユーカリの香りがする水をかけて水蒸気を発生させ、タオルであおいで、室内を蒸気でいっぱいにする。 蒸気が発生する瞬間、目をつぶって、大きく深呼吸。そうすると、森のようないい香りが、体いっぱいに満ちていくのだ。森林浴をしているような気持ち。 ここ半年間。ずっと

          嗅覚を取り戻す。

          半径300メートルのしあわせ

          どこか遠くへ行かなくても、家の半径300メートルで楽しめるっていいなと思う。 新鮮な野菜がそろう八百屋と、その隣にある酒屋。おいしい豆腐屋。週末はこの3つに行って、食材をたんまり買う。 今日は、ランチがイケてる居酒屋を見つけた。たまに行く隣駅の店の支店だったのでうれしい!店員さんも元気で感じのいい人。 気になっていた雑貨屋ではじめて買い物。友だちへのプレゼントにしようとラッピングをお願いしたら、品物を渡す際に「喜んでもらえますように」と一言添えていただけて、心がホクホク

          半径300メートルのしあわせ