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頭痛持ちは保険に入れる?

梅雨の時期に入ると、低気圧による不調に悩まされる方は多いのではないでしょうか?

ロート製薬の調査によると、日本人の約6割が「天気痛」の自覚があり、症状の第一位は「頭痛」だそうです。

筆者自身も雨の日の前後は頭痛が出やすく、毎年6月~9月は鎮痛剤が手放せません。ひどい時は病院に行くこともあります。

ところで、私のような頭痛持ちは保険に入れるのでしょうか?
結論から言うと、問題なく入れることがほとんどです。
ただし、いくつか注意点だったり入れない可能性が高い場合もありますので、解説いたします。

保険加入時の「告知」について

「告知」とは?

保険に加入する時に、被保険者の健康状態を保険会社に申告をする必要があります。これを「告知」といいます。
保険会社によって告知する項目はまちまちですが、「過去5年間の治療歴」と「過去2年間の健康診断結果」はだいたい共通しています。
この内容によっては保険に入れなかったり、条件(保障が削減されたり、保険料が高くなったり)がつくことがあります。

「告知義務違反」について

告知内容に誤りがあったり告知すべきことを告知しなかった場合は「告知義務違反」となり、給付金が支払われなかったり、契約が取り消されてしまうこともあります。


頭痛は告知が必要?

告知が不要な場合

病院には行かず市販薬で対処している場合は告知をする必要がなく、保険加入への影響はありません。

告知が必要な場合

過去5年以内に病院に行っており、一定の治療期間を超える場合は告知が必要になります。「一定の治療期間」というのは保険会社ごとに異なりますが、1週間や2週間だったりすることが多いです。
通院期間だけでなく、お薬を処方された日数もこちらに該当するので、漏れないように注意してください。

保険に入れる頭痛と入れない頭痛

告知項目があるだけで保険に入れないと心配される方がいらっしゃいますが、そのようなことはありませんのでご安心ください。

一次性頭痛は問題ないことがほとんど

「一次性頭痛」と言われる「頭痛そのものが病状」の場合は問題なく保険に入れることがほとんどです。片頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛などがこれにあたります。
ただし、頭痛以外に告知事項があると、総合的判断で断られてしまうこともあります。

二次性頭痛は断られることが多い

「二次性頭痛」と呼ばれる、脳や他の疾患が原因となる頭痛が疑われる場合は、保険会社から断られてしまうことが多いです。
くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍・髄膜炎など、命に関わる病気も含まれます。

注意点

告知をするときに「頭痛」とだけ記載をすると、一次性頭痛もしくは二次性頭痛なのか保険会社が判断できず、断られてしまうこともあります。
医師に傷病名(例:片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛 など)を確認したうえで正しく告知を行いましょう。

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