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動画案件取れない人は試してみて!採用担当に喜ばれるポートフォリオとは?テンプレあり

この記事は、動画案件を取りたいけどなかなか取れない方、これからどんなポートフォリオを作ったらいいのか悩んでいる方向けに書いています。


みなさんは動画の案件に応募するときに、どんなポートフォリオを提出していますか?

私はYouTubeに限定公開している1分スキル集のリンクと、応募案件にマッチする実績のリンクを2、3個選定して送っていました。

しかし、そのリンクと自己紹介文を送るだけの応募は、まさに採用担当者に嫌われるポートフォリオの典型だったのです。

見かけたことがあるかもしれませんが、1分以内に編集スキルを集約するタイプのポートフォリオや、編集スキルを駆使して自分を紹介するタイプのポートフォリオ、もう今は古いかもしれません。

今は世の中に出回っている動画編集スキルが格段に上がっていて、AIや無料動画編集ソフトでテキストアニメーションなどが簡単にできてしまいます。

Premiere ProやAfter Effectsユーザーにとっては再現が難しいことでも、そのソフトの存在を知らないクライアントからするとそれが出来て何がすごいのか?がいまいち分かってもらえない可能性が高いです。

では、今はどんなポートフォリオが案件獲得に効果的なのでしょうか?

採用者目線で考察してみました。まずは、採用担当者に嫌われるポートフォリオについて、具体的に考えてみます。

採用担当者に嫌われるポートフォリオとは?

以下に例をあげてみました。

  • 長すぎる動画

  • 目的がよくわからない

  • 編集が雑(センターが揃っていない、フォントがバラバラ)

  • 過度な自己PR

  • 関連性のないコンテンツ

  • 最新の作品がない

  • ダウンロードやアクセスに難あり

普通にやりがちなことですね。

やる気のある新人採用担当者になったつもりで、さらに具体的に考えてみました。

一緒に、想像してみてください。

100人応募がありました。一人ひとり目を通していきます。10人目ぐらいまでは「へぇ、こんな動画が作れるんだ。面白い!」と思えるかもしれませんが、それ以上になってくると、どうですか?自分だったら1分の長さのポートフォリオでも見るのが苦痛になると思います…。

そこから、ふるいにかけて10人を厳選したとして、上司にレポートする時には比較しやすいように同じ形式でまとめなければならないでしょう。

そうなるとリンク集の場合、リンクをクリックしてタイトルをコピペ、概要欄に制作ポイントなどわかりやすく記載されていればまだマシですが、それがなかったら、また1分の動画を見直して、スキルをピックアップして、内容をまとめてとなると、本当に大変ですね。

動画編集に詳しくない採用担当者の場合、何がスキルかさえも不明です。

何も考えずにそんな迷惑なことを自分はしていたのか…と思うと恥ずかしいですが、失敗は成功のもとです。この気づきがあり、見せ方を大幅に改善することができました。

では、どんなポートフォリオが採用担当者の方に好まれるのでしょうか?

それは紙ベースにも対応可能なPDF(A4サイズ推奨)のポートフォリオです。

このデジタル社会に今どき紙ベース?しかも動画ですけど?と思うかもしれませんが、紙ベースにも対応できるポートフォリオが採用担当者に喜ばれる理由を挙げてみます。

紙ベース(PDF)のポートフォリオの利点

  • オンライン・オフラインで対応可能

  • 直感的に理解しやすい

  • 持ち運びが容易

  • 印刷物の質感が伝わる

  • 注目を集めやすい

  • 信頼感を与える

  • 会議やプレゼンでの共有が簡単

  • 技術的な問題が少ない

さらに詳しくみていきましょう。

オンライン・オフラインで対応可能

PDF (Portable Document Format) は紙ベースの媒体をデジタル形式で表現したものです。プリントアウトも簡単、ダウンロードしなくてもプレビューで内容の確認ができます。PDFファイルには、テキストや画像だけでなく、動画や音声ファイル、そして埋め込みリンクも含めることができます。埋め込みリンクはクリック可能で、PDFを閲覧している人がインターネットに接続していれば、リンク先のウェブサイトやリソースに直接アクセスすることが可能という万能の形式なのです。日本ではA4サイズが標準なので、A4サイズで作成する方が無難です。

直感的に理解しやすい

紙ベースの作品集は、パソコンやスマホの画面を介さずに直接作品を見ることができるため、採用担当者の方は直感的に作品の質やデザインを把握できます。

持ち運びが容易

A4サイズは日本の標準的なサイズであり、持ち運びが容易です。面接や打ち合わせなど、様々な場面で手軽に作品を見せることができます。

印刷物の質感が伝わる

対面の面接がある場合、紙にもこだわることができます。デザインや映像作品の印象UPも可能です。

注目を集めやすい

デジタルが主流の中で、紙ベースのポートフォリオは珍しく、注目を集めやすい上に提案力もアピールできます。

信頼感を与える

物理的な作品集を持参することは、準備の手間や真剣さを感じさせ、採用担当者に対してプロフェッショナルな印象と信頼感を与えます。

会議やプレゼンでの共有が簡単

採用担当者が他のスタッフと意見を共有する際に、紙ベースならその場で回覧しやすく、ディスカッションが進めやすいです。

技術的な問題が少ない

デジタルポートフォリオの場合、ファイル形式の互換性やインターネット接続の問題が発生することがありますが、紙ベースならそうした心配がありません。

このように、紙ベースにも対応可能な作品集は、採用担当者にとって多くのメリットがあります。

動画案件が取れないとお悩みの方は、紙ベースに対応可能なPDFのポートフォリオ作成をすぐに試してみる価値ありです。

ここで注意点ですが、あくまで動画作品を効率的に見せるためのものなので、紙ベースのポートフォリオのデザインは主張しすぎず、見やすさを第一に作成することをおすすめします。

最終的に、動画を見てもらうことが最大の目的です。

動画には「音やエフェクト、アニメーション、効果音、世界観、構図」など見てもらいたい様々なポイントが詰まっています。

紙ベースのポートフォリオは、その見てもらいたい情報を整理して、効果的に見せるための目次のようなものです。


サイト型ポートフォリオサイトは必要?

サイト型のポートフォリオを作るべきか?と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

サイト型ポートフォリオサイトを一つ作っておくことも大切だと思います。Webサイトの運営・管理ができるアピールポイントにもなり、デザイン力も伝えることが出来ますね。

ただ、実案件をすると秘密保持契約(NDA)を結ぶことがほとんどです。

掲載にはクライアントさんの許可が必要になり、誰でも見ることが出来てしまうサイトに実績を載せることは出来ないことが多いかもしれません。

そうすると、独自ドメインをわざわざとってサーバーを借りて・・・などきちんとしたサイトを作るほどではありません。

CanvaやNotionなど簡単にポートフォリオの作成が出来て、さらに更新も簡単にできるポートフォリオサイトにする方が圧倒的におすすめです。

動画をつくる人はみなさん分かっていただけると思いますが、とても時間がかかります。少しでも制作時間を確保するために、余計なところに時間をかけない効率化はとても大切です。

一昔前まではサイト型が主流で色んなポートフォリオサイトが乱立していました、現在ではインスタグラムや各種SNS上で見せる力が求められているように感じます。

動画制作の需要がSNSに偏っているので、このSNS運用もできるというアピールがとても大切です。

フォロワー数がある程度いると尚よしですが、少なくても丁寧に運営しているアカウントだと採用に一番大切なポイント「信頼」を簡単に得ることが出来ます。

採用者がスキルと同様に知りたいことは、仕事をバックれないか、ちゃんとコミュニケーションが取れる人なのか、また、納期は守ってくれるのかです。

人となりを伝える手段として、今すぐではなくてもポートフォリオ機能をはたすSNSアカウントを育てておくことも併せてお勧めします。

まとめ

この記事では、動画案件を獲得するためのポートフォリオ作成に悩んでいる方に向けて、紙ベース対応可能なPDFのポートフォリオが採用担当者に喜ばれる理由をまとめました。

ぜひ、PDFポートフォリオ、SNSポートフォリオを作って試してみてくださいね。

動画制作により多くの時間をかけたいあなたのために、すぐに使えるA4横サイズの動画ポートフォリオのテンプレートをCanvaで作成しました。

デザインはシンプルなもので、写真を挿入し、文章を入れるだけですぐにご利用できます。お好みでデザインを変更することもCanvaなら簡単です。

動画用PDFテンプレート

案件に応募するときは、その案件をこなすことができるということを見せる必要があります。どんなことを、どんな風に書けばいいのか、またPDFにして送る際の注意点も詳しく説明しています。

テンプレートの受け取りはコチラからです。よかったらご活用ください。

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