見出し画像

「やらなかったことの後悔」って実体がないから、膨らみやすいんですよね。

行動するのか、それとも、しないのか。

大きなことから小さなことまで、「決断する時」って、人生のあちこちにありますよね。

そして、その決断の先に「後悔」や「満足」という感情がやってきます。
また、この決断が、長い目で見た時の「人生の質」を左右することにもなります。

「やらなかったことの後悔」と「やったことの後悔」、どちらがより重いのか?

行動経済学の観点から見ると、やらなかったことへの後悔は、時間が経つにつれて「もしやっていれば……」という思いが膨らむため、より大きくなりがちなんです。


具体例をあげてみますね。

私が「やったことの後悔」として、ぱっと思い出したのはクローゼットにあるヒラヒラのスカート、そしてショートパンツです。

買ったものの、1度も着ていないんです。
だって、いざ着てみたら、驚くほど似合わないんですもの〜〜!!
お店で試着した時は、「素敵!」「かっこいい!」と思ったんですけどね……。

ああ、なんで買っちゃったんだろう。
でも、体型整えれば似合うかな?
娘が着たらいいんじゃないかな?
まぁ、見てる分にはやっぱりテンション上がるから、インテリアにしておこうかな……。

なんて思っています。

この心の声、後半は後悔しつつも前向きになっていますよね。
これは「認知的不協和の解消」という心理現象です。

「自分のやったことに価値/意味を持たせる」ために、思考がはたらくんですよね。

もし、インテリアにさえならないとしても「失敗は成功の母」。教訓として活用していくこともできます。

では、もし「最初からスカートもショートパンツも買わなかった」としたら、どうでしょう?

お店で見た時は、とっっっっっても心の惹かれたんです。
試着した時も、いい感じに見えたんです。
でも「私もいい歳だし、ヒラヒラはないわね。ショートパンツもないわ」などと考えて、買わなかったとしたら……。

「あれ、よかったなぁ。買っておけばよかったな。そうしたら……」と妄想はどこまでも膨らみます。「物理的事実」とは違うので、いくらでも美化されます。
そして、「もう手に入らないもの」ほど、価値を高く感じるのも人の心理。

ずっと「買っておけば良かった」と後悔し続けるんですよね。


「やらなかったことの後悔」と「やったことの後悔」では、前者の方が時間が経つにつれ大きくなるのは、こういうからくりです。


さて、私のメンターが教えてくれた「人生が充実する3つの法則」の中に、「行動主義であること」があります。
これは、後悔のジレンマへの一つの解決策だと思うんです。

行動主義とは、ただ漠然とした不安や恐れに囚われず、やりたいことに対して積極的に一歩を踏み出す姿勢です。この姿勢が、結果として人生をより豊かで意味のあるものに変えてくれるんですね。
実際、行動を起こすことで得られる経験や学びがあります。

やるのか。それとも、やらないのか。

行動主義でいると、原則として「やる方」を選ぶことになります。
もちろん、無謀な行動は避けたいところ。
だから、ブレーキもかかりやすいのですが、その際には「失敗を恐れて何もしないことで失われる可能性」にも注目するといいと思います。

すべての行動が成功に結びつくわけではありませんが、失敗だと「その時は感じること」も、次のステップへの糧に変えることができますから。

行動する勇気を出す「ボディポイント」

手のひらの中央に親指を当て、押すようにしてぐっと拳を握る。
肩を下げ、背筋を伸ばす。

決断したい時に、やってみてください。
肝が座るというか、「よし!」みたいな気持ちになれます。


メルマガを新スタンドから配信することにしました。
仮登録 → 本登録 で購読できます。
解除も簡単にできます。
イベント情報のほか、メルマガでしか書けないこともお届けするかもしれません。
登録は下記リンクから。↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?