読者1号は、いつも自分。

「note とか ブログに、何を書いていいか、わからない」

そんなご相談を受けました。


私もnoteを開き、「む。ネタがない?!」と思うことがあります。

けれど、誰であっても、ネタがないなんてことは、実はないのです。
なぜなら、私たちは基本的にいつも、脳内対話をしているから。
その脳内対話が「書くネタ」になるんですよね。

例えば、noteの記事を読んで「ふむふむ」とか「面白い、これ」とか「あ、私は、そこは違う考えがあるな」とか「なるほどーー!」とかも、脳内対話です。

ただ、それをいざアウトプットしようとした時に、これまた別の脳内対話が始まるんです。

「こんなの誰も読まないんじゃない?」

「こんなの、面白くないんじゃないかな?」

「誰の役にも立ってないんじゃない?」

みたいな感じです。

そして、これに自分で同意してしまうと、

アウトプットしない

良いネタを探す

という思考の流れになります。

この場合、良いと思えるネタが見つかる時はいいのですが、見つからないと、ずっと探し続けるか、アウトプット自体をあきらめることになりがちです。

サラッと書きましたが、「良いと思えるネタ」のところがポイントです。

そのネタが読者にとって本当に良いかどうか、書く側にはわからないんですよ。あくまで、自分が「良いだろう」と想像しているだけなんです。

逆もまた然りで、「これは面白くないだろう。読みたい人などいないだろう」というのも、自分の勝手な想像なんです。

アウトプットしたものを「どう受け取るか」。
それは、いつだって、お相手の領域なんですよね。

そのお相手の領域を「コントロール」するのは難しいんです。それが不特定多数であればなおさらです。
それに、お相手にとっても失礼なことだと私は思っています。

思っているんですが、つい、やりたくなってしまうのも、ひとの心理でしょう。
「よく思ってもらいたい」「面白いと感じて欲しい」というのも「コントロール」の一種ですが、私の中にもちょいちょい出て来るんです。

すると、「よく思われそうな記事」「面白いと思われそうな何か」を書こうとしてしまいます。

それが見つからないと、書けなくなります。
何とか見つけて書いた場合、ウケが悪いとダメージを受けることになります。
「これならいけると思ったのに、ダメなんだ。があああああん!」って。

すると、次のネタのハードルはさらに上がります。

それである日、「なかなかハードなことをやっているな、私」と我に返りました。


それからは、頭に浮かんだことをつらつらっと書くようにしています。
何が誰にどう響くかは、お相手任せ。
「さすがに、これは読まれないだろう」と思っていたものに「いいね」がいつもより多くついて、びっくりすることもありました。

10年前に書いた「超個人的なヒーリング日記」から、お客様がいらっしゃることもあり、驚くこともあります。

何がどうお相手に届くかは、わかりませんから、思い浮かんだことをとにかく書いてみるといいと思います。

それでもやっぱり、どう評価されるか気になって「ネタがない」「思っていることを書くのは怖い」という場合もあるかもしれませんね。

その場合、自分が「書きたいこと」であり「読みたい」ことを書いてみてください。そうすると、主観的になりすぎず、「誰か」にも、届きやすい記事になります。

もし誰にも届かないとしても、「自分が読みたいこと」を書けば、自分自身には100%届きます。(それは結局、どなたかにも届くんです)

読者1号はいつも、自分。

これを掲げておくと、あなたらしいネタが、あなたらしい形で出て来ると思います。
書きたい気持ちを、どうぞ大切にしてください。


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