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本当の自分に出会えば、病気は消えていく

梯谷幸司さんの『本当の自分に出会えば、病気は消えていく』を読み返してみました。今の自分が生きる目的とズレた生き方をしていると、病気という形をとって教えてくれる。脳の中にある言語・思考・指令のパターンを変えることで病気が起きるパターンを変えていこうという本です。

この本は、顔認証のことで悩んでいる方にも参考になるのではと思います。人は、思い込みを持っていると、脳がその通りに動くようになってしまうそうです。例えば、「私は弱い人間だ」という思い込みがあると、難病になりやすい。難病と闘っているあなたはすごいね、と認められるから。

私は、この悩みが始まってからずっと、自分は人から疑われ、嫌われる人間なんだ、という考えに苛まれてきました。それによって、本当に監視されているかどうかわからない状況でも必要以上に気にしてしまったり、人間関係でも疑われているのでは、と思うことが多く、毎日疲弊していました。まさに、「私は疑われる人間」という思い込みのせいで、生活すべてにそのパターンを持ち込んでいたのです。

最近、ざわざわ感が薄まっていますが、「監視されていない」という安心感がある時には、周りにちょっとした何かがあったとしても、あまり気にならないことがわかりました。不安感も安心感も相乗効果が強いです。

私は、20年前にある出来事があってから、それまでもひどかった自己否定がさらに強くなり、人にうまく言いたいことを言えなくなりました。頼まれごとも断れなくて、要は承認欲求が強かったのです。私は必要とされていないという思いが強いのでしょう。親の顔色もよく窺っていました。

そのような状態で海外生活に入り、そこは日本人社会が濃くて常に噂と悪口の毎日でした。子供のこともたくさん責められ辛いことも多く、ですが夫は私の気持ちをわかってくれることはなく寄り添ってもらえなかったのです。思い返せばそのころから不安感が強く、朝起きるとベランダに猫の死骸があったことがあったのですが、そのことも誰かに嫌がらせされているのでは?と思ってしまうほど、妄想性パーソナリティ障害のような感じになっていました。

圧をかけられて悪意のある言葉や態度を向けられ続けると人はおかしくなります。それをわかってくれる人がいないとなるとなおさらです。宝塚の自死した娘さんも、とても辛かったと思います。私は、10年間アルバムの整理ができませんでした。楽しいこともあったけれど、トラウマの方が大きかったのです。

去年自己を深く探った時に、講座の特典でついてきた動画の「あなたの何が変わろうが変わるまいが、あなたは素晴らしい人間であり続けるでしょう」という言葉を聞いて、自分で自分を否定していたことに気づきました。もし誰かが私を否定してきたとしても、それはその人の問題であり、そのことで私が私を否定することはないのだと、やっと思えたのです。

私が、「どんな状態でも大丈夫」と言うのは、そういうことです。今たまたまそういう状態なだけで、すべてを否定することはないのです。梯谷幸司さんの本を読むと、病気のことを考えるのではなく、思い込みのパターンを変えて、生きる目的を見つけることが大事だということがよくわかります。

昔苦しんだことが、今の状態に影響しているのは明らかですが、すべては自分の間違った思い込みのせいです。私は去年変わると決めてから、去年の自分とは別人になったと思います。何より、自分で自分を否定するのをやめたし、言いたいことも言っていいと気づきました。人は変わろうとする時に、それを止めようとする力も働きます。私も、くじけそうな出来事が起き、「やっぱり駄目な私」が出てきますが、きっと大丈夫🍀

梯谷さんの本の中では、辛い記憶の消し方なども載っていて、病気じゃない方にも参考になることが多いと思います。おすすめの本です。

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