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グラウンディング力について。

気候が安定して良くなってきた5月くらいから、朝起きてお天気が良くて気分もいいときは、外にヨガマットをもって行き朝ヨガをしています。

だいたい時間は7時ごろで、通勤のために駅に向かう人たちがちらほら通っていく道を歩いて10分くらいのところに、私の神聖なその場所はあります。

市の施設がある中庭で、一般の人に解放されています。大きな木がいくつか植わっていて、芝生と、ベンチがあるのみの、とても静かで気持ちの良い場所です。

小鳥たちのさえずりと青空、緑のそよぐ音を聴きながら、ゆっくり朝ヨガをします。私にとっては最高に贅沢な時間です。

ヨガと瞑想を習慣にするようになってから自分自身が変わったことはたくさんありますが、その一つに「グラウンディング力がついた」というのを最近特に意識するようになりました。

グラウンディングを意識しましょう、とヨガのクラスで耳にしたことがある方は多いと思いますが、「よくわからない」とおっしゃる生徒さんがいらっしゃいます。私自身も口にしながらももしかしたら、実感としてわかるようになったのはここ最近かもしれません。

ヨガでは、マットに着いている足の裏やおしり、背中などを意識して、地球の内側に引っ張られているかのように自分の身体の重みを感じながら、大地と繋がって安定している感覚を探していきます。

呼吸法や瞑想の時も、おへその辺りを意識して少し締めるようにすることで、骨盤の安定感が生まれ、マットや椅子の上に座っている状態で大地との繋がりを感じていきます。

この「大地と繋がる感覚」は、言い換えると自分の肉体と心の軸をしっかりと感じることです。安定している自分の土台をつくっている状態なので、身体を硬直させる必要はなく、むしろリラックスして開かせていきます。

そして、背骨に沿って存在するエネルギースポットのチャクラが開くことで、大地や天から地球のエネルギーを身体の内側に取り込むことができると考えられています。それは同時に、流して手放す必要のあるネガティブなエネルギーも出していくことを意味します。

以前の私は、目の前の現実が自分のものとは思えないような、どこか他人事のような、ふわふわした感覚で生きていることがありました。

冷え性や貧血、めまいなどの身体の疾患もあって、宙に浮いているような安定感のなさと不快感だけでなく、感情の起伏も激しくて、傷つきやすくストレス耐性がありませんでした。

人から言われたひとことが気になって仕方がない。いつも頭のなかでぐるぐる思考を巡らせて、そこから生まれるストーリーに夢中で、目の前で起きている現実を生きていませんでした。

つねに不安で、これから起こることが良いことだと思えない時は、それらの「起こりうるかも知れないこと」に対処できる自信がなくて、社会で人と関わること自体が恐ろしく思えたこともありました。

グラウンディング力がついてくると、心身の安定感を得られるようになると言われていますが、最近私が思うのは、今この瞬間の一瞬一瞬を生きたい!と思えるようになったこと。二度と同じではないこの瞬間のすべてを、しっかり感じて体験したい、と思っています。もちろん、寝てるときやぼーっとしているときは意識はないかもですが、その状態においてもたぶん以前より「思いっきり」リラックスできていると思います。

そして、若い頃に抱いていたような、自分に起こることに対処しきれないというような、ある種自分の人生から目を背けてしまっていたような姿勢は今はなくなったと感じています。

あとは、「受け取る」ということも出来るようになりました。以前は、欲しいものがあっても、自分にはムリと決めつけたり、またはものすごく頑張って苦労した結果としてもらうことを当然と思ってみたり。実はそこらじゅうにあるギフトのサインに気づけていなかったのです。

身体が疲れたら休めばエネルギーはチャージされるし、欲しいものはそう望めばいつか与えられる。そして見渡してみれば、その欲しいものへの地図を示してくれているかのような、たくさんの「ヒント」とか「サイン」がそこらじゅうに存在しているのです。

困ったときはSOSを出せば助けてくれる優しい人がたくさんいる。

そんな風に世界を信頼できるようになったこと。自分は大丈夫なんだ、と思えるようになったことが、私にとって「グラウンディング力がついた」ことのいちばんの効果のように感じています。

朝ヨガも8時をまわると暑く感じる季節になってきましたが、ちょっと疲れて元気がない日の次の日こそ、早起きで来て晴れていたら一番にやりたいことです☆




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