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少子化対策の切り札! お仕事を頑張っている女性にお勧めしたい在宅勤務の男性


在宅勤務なのでご飯作れます

 新型コロナウィルスが5類に移行し、出勤時間帯・帰宅時間帯に電車に乗るとかつてのように人が多くなってきたと実感しますが、私は今でも在宅勤務を続けています。

 IT業の中でも、私たちが従事している分野では取り扱っている環境がクラウドなので、会社の事務所にいようと自宅であろうと、インターネットを通じではるか遠くにあるコンピューターシステムを扱うことには変わりないので、どちらで仕事をしようと同じことなのです。

 なので仕事の直前に洗濯機を回せますし、仕事が終わったらそのままご飯も作れます。何も「主夫」にならなくても家事はできます。最近は業務後に来客となったら、お腹空かせているだろうからありあわせのもので何かご飯作っておいてあげよう、と思うくらい手慣れてきました。

 その時ふと思いました。「在宅勤務」は利点が大きいのに、その利点が大して注目されていないのはなぜだろう?と。労働人口全体で見れば少数派だからでしょうか。

在宅勤務は業種が限られる上に一時的措置という見方が強かった

 在宅勤務になってからは、自分が客となって接客業の人たちと会話をすると、

「私たちの仕事は出勤してお客様と接しないと成立しないから、在宅勤務ができるなんてうらやましい部分もあります。」

 とよく言われます。緊急事態宣言の時は、在宅勤務に切り替えられない為に失業した人も少なくなかったので、在宅勤務ができる自分たちは恵まれているという意識は今でも忘れていません。

 当の私たち自身、在宅勤務は一時的措置であり、感染症が収まれば毎日出社する日常に戻るのが当然と思っていました。むしろそうなるのを望んでいました。

 なぜなら、はじまった当初のリモートアクセスはとうてい快適とは言えなかったからです。クリック一つするだけでも数秒の遅延が発生しましたし、直に会っていれば数十秒の会話で済むようなやりとりが、チャットでは相手の応答待ちで何時間も停滞することもよくありました。

 ですが皮肉にも、新型コロナウィルスが想定よりはるかに長く居座り続けたことで(いまだに去っていない)、リモートワークのシステムは必要に迫られて大幅に改良され、それを扱う人々もリモートに合わせた働き方への転換に成功しました。こうなればもはや、再び満員電車に乗る生活には戻れません。

お仕事を頑張りたい女性に最適のお相手

 今や共働きが主流となっている世の中で、男性は正社員として働く女性を希望する人が多いですが、結婚後の家事の分担でもめることは多いと聞きます。

 これには実に様々な要因がありますが、よく指摘されているのが、仕事が激務なあまり家で疲れ切ってしまって家事をやる時間と体力が残っていないということです。これが解消されない限り出生率は増えるわけが無いと指摘する記事も見た記憶があります。

 また、男性が稼いで女性は家を守るという意識が意識の底には根強く残っているからか、男性は正社員の女性を望む一方で、自分よりも収入が高い女性を敬遠する傾向があると言われています。

 そこで私は提案したい。お仕事を頑張りたい女性と、家事をこなせる在宅勤務の男性が一緒になれば最適ではないでしょうか。コロナ禍における数少ない良い側面である「在宅勤務の普及」。この恩恵により男性達は、「専業主夫」という思い切った決断をしなくとも、世間体も世帯収入も気にせずに生きて行けます。

  この場合、女性の方が自ら望んで外で働いているというのがより良いのです。緊急事態宣言による「おうち時間」で思い知った通り、家族が四六時中一緒にいるというのは良い事ばかりではないのですから。

 出生率向上に効果があるのは実は手当の拡充ではなく、在宅勤務のさらなる普及と、男性への家事能力向上の支援ではないでしょうか。

 婚活男性達よ、とりあえずコンビニやスーパーのお惣菜ばかり食べるのは控えて、白ごはん.comでも見て何か作ってみようぜ!

 え?もしかして、まずはまな板と包丁を買うところから!?