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揉んでほしいおばあちゃん

80代 女性 第2腰椎圧迫骨折

大腿部に違和感があるようです。
運動の必要性は理解できているのですが、どうやら筋肉が「だるい」ようです。理学療法士としては・・・え?紛らわしいタイトルをつけるな?

・・・(エmエ)。ドコガデスガ、ワタシニハワカラナイ。


患者様「先生、今日もありがとうございました。」
私「歩けるようになってきましたね!では明日また。」
患者様「・・・足のマッサージはしてもらえないんですか?昨日の先生は・・・」

私「・・・えっと・・・。(==;)」


延長はいりまーーーーす(笑)


どうも、理学療法士のツネです。

高齢患者様の恒例となりつつあるマッサージ。
就職当時は「私はマッサージ師じゃない!理学療法士です!」って思ってましたね、そういえば。懐かしい。


マッサージが必要ということは、その部位にいわゆる「鈍痛(だるさ)」があるということをさします。鈍痛は色々な理由によって生じるでしょうが、大半はその箇所を過剰に使い続けることが原因と考えております。

右足ばかりマッサージを希望するということは、「右足が悪い」ではなく、右足ばかり使用(努力)する状況にあると捉えます。

この場合は、「左足が弱い」もしくは「体幹周囲の筋力左右差」なども原因として考えられるかもしれません。もしくは私の病状のように腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経圧迫による異常な筋疲労なども考えられます。

何にせよ、「マッサージ」してほしい状況には変わりありませんね。

この患者様の場合、転倒後約10日間ベッド上に臥床(寝たままの状態で生活)されており、全身だるくなられていることでしょう。

ベッド上に寝た状態が続きますと、筋肉は一定の長さままとなり血液の循環が悪くなるようです。「寝たままでいい」と聞けば中学生~社会人前半は思わず歓声あがるかもしれませんが、「寝る」しか選択肢が無い場合はどうでしょうね。

起き上がれないというのは相当な身心へのダメージが考えられます。患者様はリハビリ(運動介入)の他にマッサージを希望されます。

マッサージ・・・・気持ちいいもんね。
私も、

嫌いじゃない!!www


なんとか、運動頻度を増やしてマッサージが無くても生活できる状態にもっていきたいんだけど、マッサージ教に入信するとなかなか抜け出せないからねぇ。(ええ、私も信者ですよはい。)


理学療法士として明日もガンバロウ!w



■フォロワーさん紹介■

キューブさん、
皮膚筋炎という症状について非常に具体的に書かれております。医療者でもなかなか出会わない疾患の具体的なお話が書かれております。是非覗いてみてくださいね。コメントありがとね!!!


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