はしりがき(エブエブ、ディズニーチャンネル等)

基本的に動画サブスクを放浪している私ですが、今月はホビのドキュメンタリーを見るためにディズニープラスに入っている。そしていま、前回ディズニープラスに入ったとき(因みにウガ森のために入った)途中まで見ていたハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカルを楽しく見ています。

この作品は私が中学生くらいの時に流行ったディズニーチャンネルよハイスクールミュージカルのリメイク?のようなもので、私が今見ているサードシーズンでは、アナ雪やキャンプ・ロック等の歌のパフォーマンスが多い。(選曲のこの時間軸の幅が今の子どもたちと親世代が一緒に楽しめるような工夫なんだなあ、と思ったりする)

ところで、私は中高生のときディズニーチャンネルが大好きだった。ハイスクールミュージカルはもちろん、キャンプ・ロックやハンナ・モンタナが大好きで、その歌の歌詞を調べたり、頑張って英語字幕で見てみたりしたのが今でも英語の勉強が好きな根っこだなあ、と思う。
親にも「勉強になるからスカパーに入りたい!」とお願いしたけど聞いてもらえなくて笑、TSUTAYAでDVDを借りたり、無料で見られるDlife(今は放送終了している)を録画したり、それはもう一生懸命見ていたのである。
だから、今自分のお金でディズニープラスに入り、新しいコンテンツでうたわれる当時の歌たちを聞くと、親の反対を乗り越えてまで主張することができず諦めたアレコレのことについつい思いを馳せてしまったりする。

昨日、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見てきたのだが、一番印象に残った設定が、主人公のエヴリンが「君はどのバースのエヴリンより一番全てを諦めて一番どうしようもないからこそ最強なのだ」的なことを言われるところだった。めちゃ残酷だな、とも思ったけど。
諦めることとは、可能性を閉ざすことであると同時に「浮いた時間で何をするか?」を選びなおすチャンスでもあるわけである。
私ももう30年弱生きているので、あのときは結構分岐点だったなあ、と思う瞬間はいくつかあったり、それに対して正直後悔もあったりする。私は現実を生きているので、エブエブのエヴリンみたいに「選ばなかった未来の先」を見ることはないので、まだ良いといえば良いのですが。

エブエブのタイトル、やっぱり肝は「all at once」だと思うのですが、どの選択をしても、どんな結果の未来にいても、最後はそこでの戦い方・毎日を生きる姿勢だよってことを示してくれる映画が評価され流行っているのは希望だなあ、と思ったなあ。
あのときああしていればと考えるのは仕方ないけど、bestではなかったとしても毎日をbetterにしていこう、目の前の一つ一つをより良くしていこう、なるべくkindでいよう、それ以上複雑に考える必要なんてないのかもしれないなあ、と思ったりしました。
たとえ全てを諦めた先の未来であっても、岩になってしまっても、岩としてより良く楽しく生きることくらいはめざしてもいいんでしょうね。
スカパーに入れなくても一生懸命ディズニーチャンネルの番組を見ようとしていた時みたいに、「じゃあ何ができる?」を考えられると良いのだろうな〜と思うなど。

以上、走り書き。

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