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【商業出版する方法+273】気をつけて!あなたのその「行動」が自分で出版を遠ざけている。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。

今回は、「誤解を受けるかな」「賛否両論がきそうかな」と想定されますが、それでも「あえて」発信したい!と思った内容を経験したので、noteに記します。

 
以前、ある女性の方から出版相談を経て、私の出版コンサルの提案を希望されたので、提案したことがありました。
コンサルを受けていただくかどうかを、私は強要はしません。そして「その場ですぐ決めてください!」なども言いません。強い誘導もしません。でも進むなら早くやったほうが出版の世界はいいので、進むか否か、お考えの期間を3日以内とだけはさせてもらっています。


ただその方は、その場で「コンサルを受けます!」と発言し、決めました。
わかりました。と私はお答えしたところ、折り返し「契約も即して、次の打ち合わせ日をここで決めさせてください」とも申し出られたので、決めました。
 

その後、、改めて契約関連の連絡をメールで行ったところ、突然「大変申し訳ないです!今回はお断りしたい。大げんかになっている、長年の夢が叶いそうなのにガッカリ」と・・・なんだか、、こちらも混乱するような連絡が来たのですよね。


この人、大学で学生に指導しているような立場の人ですよ。


は!?ってめちゃくちゃ驚いたし、信じられなくなったし、、さすがに「これはダメだな」って思いました。


何がダメかというと、、


「断ること」がダメなのではないのですよ。
そりゃあ、人は色々な思いがあって、いろんなこと考えますからね。
お金がらみになるし。。


でも「断り方」も含め、とてもじゃないが、私もその人に対してもう一気に冷めました。 


「ああやっぱり、ザ・出版したい妄想系人」か。と思える行動と心理が顕著に見出されてしまった・・・のです。


この場合に、想定できることは以下です。

 
・冷静に「商業出版」について自分の中で、きちんと消化して考えられていない 


・編集者に会え、自分の話を聞いてもらえたことで「舞い上がって」しまい、気分がどわーっと盛り上がって、思わず決めてしまったが、あとで理性が働いて怖くなった

 
・家族や周囲などに自分の「やりたいこと」を本質的に理解してもらえていない

 
・起業家・経営者(ビジネスパーソン)ではないので、お金への思考とマインド、扱いが「消費者」状態

 
・断る理由を「他人のせい」にしている(「大ゲンカです」という文言)

 
・結局「出版(ビジネス・実用書の世界)」を「ビジネス」と捉えていない(大学などで教えている人は、結構このケース多いです。ビジネスをやってないので、出版社を「本を出してもらえるところ」とか思っている傾向が強い)



著者の活動って、完全「自己責任」の世界です。

 
著書の内容の確証は著者が引き受ける。だから著作権を持って、著者として出版できるのです。

 
出版社は出版権を行使して、著者のコンテンツを編集・制作・出版・販売する、という行動をする。   


この人はある意味において責任を引き受けきれてなかったのだ、と思いその意味でも残念な気持ちになりました。

完全に「消費者思考」なんですよね。

「消費者思考」だと、著者はやれない。 

でもこういう人、出版したい!人の中に全然&異様に多いです。

なんか「出版してくれる」みたいに、依存&受け身な思考を持っている人。

さらに思います。
ちょっと反対か何かにあっただけで、軋轢に屈し、「夢が叶いそうなのに」とか言って、他人事。

別に1回持ち帰って、考えてくれたっていいのに、自分で勝手に決めて、自分で潰す・・・。
身勝手がすぎますね。


その意味でも、出版業界は「一見さんお断り」なのです。。
ちょっとこういう、意味わかんない人もいるから。


まあただ、この人は私ではない別のところで、自分の条件に本当にあったところで自分の夢を実現させてはいくのでしょう。


それならそれで勝手にやってくださいな。
 

しかしあんまり良い本は出せないだろうなあ。。


とまあ、賛否両論の声はきそうだけどあえて「一つの事例として」noteに書かせてもらいました。


失礼いたしました。

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